11月30日(土)11時、第3世代Ryzenの最上位CPU「Ryzen 9 3950X」とともに、ウルトラハイエンドの「Ryzen Threadripper 3970X/3960X」の販売もスタートした。
3970Xは32コア64スレッドのCPUで、動作クロックは3.7GHz〜4.5GHzとなる。3960Xは24コア48スレッドで、動作クロックは3.8GHz〜4.5GHzだ。ともにGPUは内蔵せず、TDPは280Wとなる。対応ソケットは旧世代と互換性のない「Socket sTRX4」を採用している。価格は順に26万円弱と18万円前後(税込み、以下同)だ。
Ryzen 9 3950Xは前評判通り、開店前には各店の入荷数を上回るユーザーが集まり、フリーの状態で店頭に並ぶ機会はほとんどないまま売り切れとなった。しかし、3970Xと3960Xは若干数の店頭在庫が残っている。少なくとも、入荷数の少なさから即売り切れとなったIntelのウルトラハイエンド「Core i9-10980XE」よりは購入のチャンスがある状況だ。
パソコンSHOPアークは「ウルトラハイエンドも今はAMDが主流になっていて、全体の需要はRyzen Threadripperの方が大きいと思います。高価なクラスなのでどれだけの勢いで売れていくのかは未知数ですが、いつ在庫切れになっても不思議はないでしょうね」と話していた。別のショップも「年内の再入荷はまずないでしょうから、今年中に組むならこの初回入荷を逃す手はない。冬のボーナスを待って、というのは無理でしょう」と断言する。
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