11月29日(金)16時、IntelのウルトラハイエンドCPU「Core i9-10980XE」と「Core i9-10900X」が複数のショップで販売開始となった。
Core i9-109xxシリーズは、Cascade Lake-X(開発コード名)に属する第10世代のLGA2066対応CPUで、PCI Express 3.0が48レーンに増え、TDPは165Wとなる。i9-10980XEは18コア36スレッド、i9-10900Xは10コア20スレッド構成で、価格は順に14万円弱と8万6000円前後だ(税込み、以下同)。
どちらも早くから11月の登場がうわさされていたが、具体的な入荷時期の情報がショップに届いたのは先週末のこと。そしてようやく発売となったが、上位のi9-10980XEは週末を待たずに街全体で在庫切れとなる可能性が高い。TSUKUMO eX.は「入荷数が極端に少ないです。国内でも100個あるかないかじゃないでしょうか」という。
ショップに1個入荷し、発売の1時間前に購入権の抽選を実施したパソコンSHOPアークには、5人のユーザーが集まったという。「外れた方にi9-10900Xへ切り替えた方はいなくて、皆さん他店を探る方向に切り替えていました」(同店)。パソコン工房 秋葉原BUYMORE店でも、16時直後に価格表を張り替えた時点でi9-10980XEには「在庫切れ」の札が貼られていた。筆者が取材中も「XEあります?」と尋ねる声を複数のショップで耳にしている。
某ショップは「モノとしての人気もありますが、それ以上に供給量が少なすぎ。今回を逃すとおそらく年内は厳しいということで、何とか発売直後に手に入れないと、と血眼になっている人は少なくないんじゃないかと思います」と話していた。
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