“血眼”レベルがCore i9-10980XEを超えそうと予想されているのが、11月30日(土)11時発売予定の「Ryzen 9 3950X」だ。ウルトラハイエンドの「Ryzen Threadripper 3970X/3960X」とともに売り出される見込みで、価格は10万円弱となる。16コア32スレッドでTDPは105Wだ。他の第3世代Ryzenと同じくSocket AM4に対応する。
金曜日時点での入荷情報を総合すると、街全体の入荷数は数100個規模になる様子だ。Core i9-10980XEと比べればはるかに多いが、それでも「開店前の行列で売り切れでしょう」(パソコン工房 秋葉原BUYMORE店)との見方が多勢だ。
あるショップは「実は29日の開店前に並ばれている方がいました。Core Xかなと思って尋ねたら3950Xだと……。24時間以上スタンバイしているつもりだったみたいです。近隣へのご迷惑になることを理解してもらいましたが、それくらい気合いを入れている人がいるんですよね」と話していた。
その理由をパソコンSHOPアークは「3950Xは第3世代Ryzenが発売された時点で仕様が明らかになっていて、当初から狙いを定めていた人もいました。加えて、1つ下のRyzen 9-3900Xの枯渇状態も続いていて、Ryzenでハイエンドマシンを組みたい人のニーズが満たされ切れていないんですよね。『これを逃したら年内は絶望だ』と30日11時にかけている人は少なくないと思います」という。
Ryzen Threadripper 3970X/3960Xや対応マザーボードの注目度も高い。こちらは月曜日のアキバPickUP!でお伝えしたい。
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