前回のレポートでは「かすかに再入荷」だったAMDのRyzen 9 3900Xが複数のショップに大量入荷し、TSUKUMO eX.のように「潤沢です」とのコメントも聞かれるようになっている。
ショップによって入荷状況は異なるようで、パソコン工房 秋葉原BUYMORE店は「ある程度まとまった数量が入荷しましたが、すぐ売り切れる可能性が高いです」と話していた。ただ、13日夕方の時点でCPU価格表の3900Xの欄にあった「品切れ」の札は、大半のショップではがされていたことは確かだ。
一方、Ryzen 9 3950Xは12月初旬から変わらず「突然入荷して、告知するかしないかのタイミングでまたすぐ売り切れになってしまいます」(パソコンSHOPアーク)といった状況で、在庫は安定していない様子だ。「でも3900Xがあるので、RyzenでハイエンドPCを組むことを諦めなくても良い状況になったのはうれしいことです」(同店)。
現在、AMDとIntelのCPU売り上げ比率は多くのPCパーツショップで6〜7あるいは7:3となっているという。某ショップは「Intelが絶対王者だった頃には考えられない景色ですよね。主流といえるAMDの目玉CPUが年末に買えないとなると、我々の店どころか自作市場全体の成績にも深刻なダメージになります。そういう意味でも3900Xが多めに流れこんできたのは良かったです」とホッとしていた。
一方のIntel製CPUはどうなのだろうか。
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