FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマークでは、1920×1080ピクセル、高品質で10322ポイント「とても快適」評価、2560×1440ピクセル、高品質で7666ポイント「快適」評価、3840×2160ピクセルの高品質で4364ポイント「普通」評価となった。2560×1440ピクセルまでなら高品質でプレイしても大丈夫という結果である。
Tom Clancy's Ghost Recon Wildlandsは、少々古いタイトルだが画質オプション内にある「ウルトラ」はとても負荷が高い。しかし1920×1080ピクセルならば73.20fps、2560×1440ピクセルでも58.98fpsとほぼ60fpsを満たし、十分に楽しめることを証明した。3840×2160ピクセルに関しては60fpsを満たすために「中画質」程度に落とす必要があるものの、プレイする分には問題がないだろう。
Shadow of the Tomb Raiderは、リアルタイムレイトレーシング(シャドウ)とDLSSをサポートしている。2560×1440ピクセルでテストしてみたところ、RTX 20シリーズの機能をオンにして、テクスチャクオリティーを最高、レイトレースシャドウクオリティーも最高とした状態でも63fpsを記録した。テクスチャクオリティーを最高、レイトレースシャドウクオリティーを中にとどめれば88fpsまで向上する。RTX 20シリーズの次世代グラフィックスとフレームレートを、2560×1440ピクセル環境で味わい尽くすことができるCPU&グラフィックスカードの組み合わせであると言える。
最後に、eスポーツ分野で人気が高く、かなり軽量なTom Clancy's Rainbow Six Siegeだ。このタイトルを3840×2160ピクセル、最高画質で動かしたらどうなるだろうか。結果は115.7fpsだった。これだけ高いフレームレートなら、リフレッシュレートが120Hz対応のゲーミング液晶ディスプレイと組み合わせても性能を発揮できる。4Kで120Hzというディスプレイはかなり高価だが、そうした最高のゲーミング環境と組み合わせて、eスポーツを戦い抜くことができるスペックと言えるだろう。
さすがにフラグシップモデルだけあって、本機の価格は税別で25万9800円となっている。ゲーミングPCが欲しいという人でも、最高の環境を求めるのでなければ手を出しづらい価格帯の製品であることは確かだ。しかし、ベンチマークスコアが示す通り、G-Tune HP-Zは標準構成のままでも2560×1440ピクセルで最高画質を、60fpsで楽しめるパフォーマンスを備えている。
同じ第9世代Core時代でも、より高クロックのCore i9-9900KSへ、同じRTX 20シリーズ世代でも性能が向上したRTX 2070 SUPERを採用し、少し前のメモリ16GB、256GB SSDから32GB&512GBへと、大幅なパフォーマンスアップ、スペックアップを実現している。これらの高い性能と重厚感があるボディーを含め、この価格ならば十分にお買い得と言えるだろう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.