音声操作も可能で天井から音が降る! ソニーの超多機能マルチファンクションライトを試してみた山口真弘のスマートスピーカー暮らし(3/3 ページ)

» 2020年02月04日 06時00分 公開
[山口真弘ITmedia]
前のページへ 1|2|3       

スマートスピーカーからも利用可能

 さて本製品は、スマートスピーカーを用いた音声による操作にも対応している。利用できる機能は照明のオン/オフ、前述のスマートリモコン機能によるTVとエアコンの操作だ(Google HomeはTVについては非対応)。

 使い方は、「MFLクラウド」という同社のサービスを事前に使えるようにしておけば、あとは前回紹介したアイリスオーヤマのLEDシーリングライトと同様で、まず専用スキルを組み込んだ後に、Alexaアプリ、あるいはGoogle Homeアプリからデバイスの検出を実行。それぞれのデバイスが見つかれば、適切な名前や置き場所を設定すれば完了だ。

 例えば「アレクサ、エアコンをつけて」などといった、デバイス名を含めないシンプルな音声コマンドで、家電製品を操作できる。機能自体はこなれており、いい意味で特筆すべきことはない。定型アクション(ルーティン)機能を使って、他の家電製品とまとめて操作することもできる。

MFL-1000A Alexaアプリでは、まずスキル「MF light」を有効にした後(左)、デバイスの検出を実行するとTV、電気、エアコンが見つかる(中央)ので、それぞれを有効化する(右)
MFL-1000A Google Homeアプリ(左)も同様で、「MF light」を有効にしてデバイスの検出を実行し(中央)、電気、エアコンを有効化する(右)。ちなみにこちらはTVと連携していない

目についた機能を使うだけでも有用。価格も驚くほど安価

 以上、主要な機能をざっと駆け足で紹介したが、冒頭にも述べたように、まだまだ細かい機能がある。

 具体的には、時間や温度湿度などの条件を元に照明などを操作するタイマー機能や、家族の帰宅をセンサーで感知したら録音済みのメッセージを再生する伝言機能、さらには時間帯指定でランダムに照明をオン/オフして在宅のように見せたり、侵入者を感知したらメールで通知したりする見守り機能がそれだ。microSDカードに入れた音楽を再生する機能まである。

MFL-1000A タイマー、伝言、見守り機能など、日常に役立つ多彩な機能が用意されており、全てを使いこなすのが難しいほど
MFL-1000A 本体のスロットにmicroSDカードを挿入しておき、カード内の音楽を再生することも可能だ

 正直なところ、ただでさえ機能が豊富な上に、スマートリモコンで操作するTVやエアコン、さらに外部のスマートスピーカーも加わってくるため、欲張って全機能を使おうとするとむしろ混乱する。特に複数の機器をまとめて動作させる機能は、本体側のタイマー機能もあれば、スマートスピーカー側の定型アクション(ルーティン)機能もあったりするので、頭がこんがらがってくることもしばしばだ。

 従って、本製品を使うに当たってはもっと気楽に、目についた面白そうな機能だけ使い、あとは全部スルー、といったくらいの割り切りが必要だと感じる。そもそも仕組みを一から理解して全機能を試すというのはギーク的な考え方で、本製品はそうではなく、あくまで多機能な家電製品であることを念頭に置いた方が、無理なく使えるように思う。

 今回試した限りでは、こうしたIoTデバイスにありがちな、反応が恐ろしく遅かったり、設定画面が意味不明だったりということはなく、UI回りもこなれている。また、設置場所が天井ゆえ、スピーカーの置き場所が不要で、またスマートリモコンの赤外線信号を発信するにも見通しがよいなど、そもそものコンセプトが合理的なのは好ましい。ここに無理があると、よい製品であっても使い続けるのは困難だからだ。

 そんな本製品の価格は2万円台半ばと、シーリングライト+スピーカー+スマートリモコン+その他もろもろのオールインワンと考えると、コストパフォーマンスは恐ろしく高い。ざっと使った限りでは、お値段は5万円ですと言われても納得するレベルで、スマートスピーカーを連携させなくても、十分にモトが取れる。スマートリモコン関連の一部コントロールは有料(1500円)なのだが、問題にならないレベルだ。

 あえて今後に向けて要望を挙げるならば、現時点ではTV/エアコンのみに限定されているスマートリモコン機能の拡充と、見た目がそっけなく感じるリモコンのデザインのリッチ化、および現状10畳が上限ということで、12畳ないしは14畳をカバーできるラインアップの追加を、個人的には望みたいところだ。

MFL-1000A 今回は12畳の部屋に設置したが、もともと10畳まで対応の製品ということで、前回レビューしたアイリスオーヤマ製の12畳対応LEDシーリングライトに比べると光量は不足気味だった。14畳くらいまでに対応できる上位モデルが個人的には欲しい
前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年07月02日 更新
  1. メモリ不足によるPC高騰が直撃! Windows 10 ESU延長の裏事情と「脱Windows」の現実味 (2026年07月02日)
  2. マウス機能も一台に集約できる「Ewin ミニキーボード」がセールで20%オフの2544円に (2026年07月01日)
  3. Macで外付けGPUが使える「TinyGPU」をRTX 5060 Tiで検証 実用性と浮き彫りになった課題 (2026年06月29日)
  4. レノボ、スピーカー9基を備えた12.1型Androidタブレット「Lenovo Tab Plus Gen 2」 (2026年06月30日)
  5. サブスク不要で画面を持たない潔さ Polarの新型フィットネストラッカー「POLAR Loop」を「Fitbit Air」と比較 (2026年06月30日)
  6. 約150万円の2画面ゲーミングノートPC「ROG Zephyrus Duo(2026)」を試す 妥協なき最上級モデルのロマン (2026年07月02日)
  7. AI PC倍増、AIサーバ国内販売、そしてマスク生産は継続 シャープ新体制が挑むPC市場逆風下での勝算 (2026年07月01日)
  8. バッファロー、全ポート10GbEに対応した法人向け8ポートスマートスイッチ (2026年07月01日)
  9. 自作PCの参考になるかも――ASUSが次世代AIサーバの「ハイブリッド冷却」を披露 PCケースに収まるXeon 6搭載マザボも (2026年07月01日)
  10. 憧れのフラッグシップモデルも対象! ゼンハイザーのサマーセールで手に入れたいイヤフォン&ヘッドフォン (2026年07月01日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー