音声操作も可能で天井から音が降る! ソニーの超多機能マルチファンクションライトを試してみた山口真弘のスマートスピーカー暮らし(2/3 ページ)

» 2020年02月04日 06時00分 公開
[山口真弘ITmedia]

スピーカーの天井配置は合理的。aptX LL対応でTVの音声にも適する

 次のステップとして行うべきなのは、Bluetoothの設定だ。本製品は本体を再起動するたび、Bluetoothのペアリングモードがオンになる仕組みになっている。スマホを始め、外部のBluetooth機器と接続することで、天井のスピーカーから音楽などが聴けるようになる。

 コーデックはaptX LL対応ゆえ遅延はほぼなく、TVの音声を流すのにも適する。筆者はこれまでaptXで別のBluetoothスピーカーにTVの音声を飛ばしていたのだが、aptX LLを試してみて、ここまで違うのかと驚いたほどだ。言うまでもないが送信側もaptX LLに対応している必要があるので、送信側の機器が非対応ならばaptX LLが使える市販のトランスミッターを用意したい。

MFL-1000A 壁面スイッチで本製品を再起動すると、ペアリングモードになる
MFL-1000A これはスマホとペアリングを行ったところ。「LGTG-200」というのが本製品を指す。この状態でスマホの音楽を天井のスピーカーから再生できる

 さて、ここまでの機能は全て、スマホアプリなしで本製品単体で行えてしまう。よくよく考えてみると、照明は独立した照明器具だし、スピーカーは天井に取り付けられているだけで一般的なBluetoothスピーカーと機能は何ら変わらないわけで、当たり前といえば当たり前である。

 唯一、気をつけなくてはいけないのは、照明を消すつもりで壁面のスイッチをオフにすると、スピーカーを含む本製品の全機能が使えなくなることだ。基本的に壁面のスイッチは常時オンにしておき、照明のオン/オフは添付のリモコン、もしくは後述のアプリやスマートスピーカーで行うのが大前提となる。

スマートリモコン機能はやや発展途上?

 では本製品のアプリを使えば、どのようなことができるのだろうか。1つはセンサーを用いた、室内の温度や湿度、照度の取得だ。

 アプリをインストールして本製品に接続し、Wi-Fiの設定を行えば、スマホを経由せず本製品がWi-Fiで直接ネットと接続できるようになる。その後に認証コードなどを入力し、設定が完了すると、本製品が取得した室内の温度や湿度、明るさなどのデータが、アプリのホーム画面に表示されるようになる。

 推移をグラフで見ることもできるので、これを眺めているだけでも新たな気づきがある。現在は24時間分しか表示できないため、前の週の同じ曜日と比較できるよう、せめて10日分くらいのデータが見られるようになれば、より面白いのではないかと思う。

MFL-1000A アプリのメイン画面(左)。照明の輝度や色変更が行える(中央)。プリセットされた明るさや色を呼び出すことも可能だ。温度、湿度、明るさの24時間の推移をグラフで表示できる(右)

 また、TVやエアコンを赤外線信号で操作できる、いわゆるスマートリモコン機能も搭載している。本製品は天井に設置されているため室内での見通しもよく、赤外線信号の送出元としては最適だ。

 設定方法は、用意された一覧から機器のメーカーを選択して、テスト信号を複数パターン送信し、動作が確認されたものを選ぶ。データベースが充実しているが故にできる仕組みだが、データベースに型番がない場合、個別に学習させる方法がなく、利用をあきらめるしかない。スマートリモコン機能目当てで購入するにはややリスクがある印象だ。

 また現時点では、対応するのはTV/エアコンの2種類のみで、その他のデバイスには非対応なため、使い方によってはフィットしない場合がある。例えば筆者宅は、TVにJ:COMのセットトップボックス(STB)を接続し、チャンネルの切り替えは全てSTB側で行っているため、TVには対応しているものの、STBを操作できず、日常の利用には適さない。こうしたケースがあることは気をつけておくべきだろう。

MFL-1000A TVやリモコンを登録するにはまずメーカーを選ぶ(左)。信号を順に送信して反応の有無で型番を特定する(中央)。特定できたら動作確認を行ったのち登録を実行する(右)
MFL-1000A TVのリモコン画面(左)。エアコンのリモコン画面(中央)。いずれも共通UIゆえ、ややそっけないデザインだ。現時点で対応するのはTVとエアコンのみとなっている(右)

 続いては、スマートスピーカーを使った音声操作チェックする。

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