iPad/iPad Air/iPad Proを10のポイントで比較した実機で比べないと分からない!(2/3 ページ)

» 2020年05月28日 12時00分 公開
[山口真弘ITmedia]

04:カメラ→iPad Proが頭2つはリード、ナイトモード非対応に注意

 3モデルの中で唯一、4K動画の撮影に対応し、かつ超広角カメラを搭載したiPad Proが頭2つは抜けている。ビデオチャット程度ならばどの機種でも構わないが、写真や動画の撮影に本格活用するなら、iPad Proが有利だろう。ただし望遠やナイトモードには対応しておらず、カメラ部の外見がよく似たiPhone 11 Proと同じ使い方をするのは難しい。

iPad 見た目からして大きく異なるiPad Pro

05:充電→どれも概ね横並びでこだわる必要なし

 iPad ProはUSB-C(USB Type-C)、他の2モデルはLightningというコネクター形状の違いはあるが、いずれも急速充電に対応しており、充電機能そのものに大きな差はない。iPhoneなどと充電環境を統一するなら、現時点ではLightningが有利だが、汎用(はんよう)性は共通規格であるUSB-Cが勝っており、一概にどちらがよいと言えないのが難しいところだ。

iPad iPad ProのみUSB Type-C端子を採用する。手持ちの機材と合わせて考えたい

06:Apple Pencil→フルラミネーションディスプレイは緻密な描画に有利

 iPad ProとiPad Airはフルラミネーションディスプレイを採用しているため、描かれる線とペン先とに隙間がほぼないのに対して、iPadはペン先が若干浮いて見えるので、緻密な描写がしづらい場合がある。またiPad Proは第2世代のApple Pencilに対応しており、消しゴム機能がスムーズに使える利点がある。

iPad 別売のApple Pencilでは、使い勝手に大きな差が見られる。

07:Apple Pencilの充電→見た目だけならiPad Pro一択だが……

 iPad AirとiPadは、本体のLighningコネクターに直挿しでの充電になるのに対して、iPad Proに対応する第2世代のApple Pencilは、iPad Pro本体に吸着させるだけで充電が行える。見た目のよさはiPad Proの一択だが、アダプターを使えばLightningケーブルからも充電できる第1世代Apple Pencilに対し、第2世代はiPad Proに吸着させる以外の充電方法がないのは困りものだ。

iPad 第2世代のApple Pencilならば充電もスマートにこなせるが、融通は利かない。第1世代はキャップがじゃまだ

08:外付キーボード→Magic Keyboard対応はiPad Proだけ

 いずれの製品も、Bluetoothなどの外付キーボードに対応する他、Smart Connectorを介してカバーと一体型のSmart Keyboard、もしくはSmart Keyboard Folioを利用できる。iPad Proはこれに加え、トラックパッドを搭載したMagic Keyboardも用意されている。他の2製品は今のところ、Magic Keyboardに相当するモデルが出てくる話はない。

iPad タッチパッド付きのMagic Keyboardを使えるのはiPad Proのみの特権だ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

最新トピックスPR

過去記事カレンダー