「AMD7〜8割」からのB550搭載マザーが相次いで登場!古田雄介のアキバPick UP!(1/4 ページ)

» 2020年06月23日 12時00分 公開
[古田雄介ITmedia]

 先週末にPCパーツショップで話題をさらったのは、AMDの新チップセット「AMD B550」を搭載したマザーボードだ。ASUSTeKとASRock、ギガバイト、MSIからおよそ20モデルが確認されている。価格は1万4000円弱から4万2000円前後(税込み、以下同)だ。

パソコン工房 秋葉原BUYMORE店 発売前日に売り場スペースを確保していたパソコン工房 秋葉原BUYMORE店(6月19日撮影)
ドスパラ秋葉原本店 ドスパラ秋葉原本店に入荷したASRock「B550 Pro4」。価格は1万8000円前後だ

4メーカー約20モデルのB550マザーが店頭に

 B550チップセットは、2018年7月末に登場した「AMD B450」チップセットの後継で、2019年7月に第3世代Ryzenと同時に発売された「X570」の下位にあたる。

 両チップセットと同じくSocket AM4に対応するが、第2世代Ryzenと第3世代のGPU内蔵CPU(3400Gや3200G)は動作対象外となる。CPUとチップセット間はB450と同じくPCIe 3.0でつながる一方、CPU側のレーンを使ってグラフィックスカードやM.2 SSDなどをPCIe 4.0接続で使うことも可能だ。

パソコン工房 秋葉原BUYMORE店 パソコン工房 秋葉原BUYMORE店のASUSTeK製B550マザー価格表
MSI製のB550搭載マザーの価格表
同じくギガバイト製のB550搭載マザーの価格表

 販売前日の時点で、ヒットを予想するショップの声は多かった。ドスパラ秋葉原本店は「今は第3世代Ryzenが主流になっていますからね。10万円でマシンを構築するのにちょうどいいグレードのマザーですし、時流に乗って盛り上がりそうです」という。

 外出自粛ムードが解消を始めた6月初旬頃から、特別定額給付金が背景にあると思われる「10万円でマシンを組む」「10万円くらいのパーツでマシンを強化する」といった需要が高まっていると方々で聞く。前者のニーズにB550マザーが合致するという期待は大きい様子だ。

 なお、B550マザー発売直前のタイミングで各ショップにCPUの売れ行きを尋ねたところ、「AMDが7〜8割、Intelが2〜3割」という回答が多かった。パソコン工房 秋葉原BUYMORE店は「B550マザーは、今の勢いを後押しするかもしれませんね」と話していた。

       1|2|3|4 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年04月25日 更新
  1. ワコムが有機ELペンタブレットをついに投入! 「Wacom Movink 13」は約420gの軽量モデルだ (2024年04月24日)
  2. 16.3型の折りたたみノートPC「Thinkpad X1 Fold」は“大画面タブレット”として大きな価値あり (2024年04月24日)
  3. 「IBMはテクノロジーカンパニーだ」 日本IBMが5つの「価値共創領域」にこだわるワケ (2024年04月23日)
  4. Googleが「Google for Education GIGA スクールパッケージ」を発表 GIGAスクール用Chromebookの「新規採用」と「継続」を両にらみ (2024年04月23日)
  5. 「社長室と役員室はなくしました」 価値共創領域に挑戦する日本IBM 山口社長のこだわり (2024年04月24日)
  6. バッファロー開発陣に聞く「Wi-Fi 7」にいち早く対応したメリット 決め手は異なる周波数を束ねる「MLO」【前編】 (2024年04月22日)
  7. ロジクール、“プロ仕様”をうたった60%レイアウト採用ワイヤレスゲーミングキーボード (2024年04月24日)
  8. あなたのPCのWindows 10/11の「ライセンス」はどうなっている? 調べる方法をチェック! (2023年10月20日)
  9. ゼロからの画像生成も可能に――アドビが生成AI機能を強化した「Photoshop」のβ版を公開 (2024年04月23日)
  10. MetaがMR/VRヘッドセット界の“Android”を目指す 「Quest」シリーズのOSを他社に開放、ASUSやLenovoが独自の新ハードを開発中 (2024年04月23日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー