「カレンダー」は、月次のカレンダーが全画面で表示され、それぞれの日をタップすることで、手書きでメモが書き込める。キーボードではなく手書きで記入する仕組みが面白い。このカレンダーはスリープ画面としても設定できるので、使わない時に常時表示させておくことも可能だ。
以上が本製品の基本構成で、手書きノートが主機能、次いでドキュメントビューアということになる。チューニングも手書きノート中心に行われている印象を受ける。カレンダーも使えなくはないが、あくまでもサブといったところだろう。
試用していて気になったのはバッテリーだ。本製品は駆動時間が約10日間と、E Ink端末としてはそれほど長くない。これはあくまでも公称値で、フロントライトの明るさやWi-Fiの運用などによっても変わってくるだろうが、Kindleや楽天Koboの「数週間」と比べると短い。運用には注意した方がよいだろう。
またこれとも関連して、すぐにスリープモードになるのは気になった。スリープからの復帰はそれほど時間がかかるわけではないが、使い勝手を優先するならば、初期状態の「3分」から長めに変更しておくとよいだろう。ただし、前述のバッテリーの減りとも関連するので、様子を見ながら設定を変えることをお勧めする。
次回は本製品について、既存のFAQにはない、細かすぎて伝わらないポイントについてチェックしていく。
キングジム、6.8型デジタルノート「フリーノ」で新たな筆記文化の創設を目指す
キングジム、6.8型デジタルノート「フリーノ」の一般販売を発表
スマートリモコン「エッグ」が5月31日から店頭販売開始
富士通の電子ペーパー端末「QUADERNO」を1カ月使って分かったこと
シャープ、ToDo機能も備えた6型電子ペーパー「WG-PN1」Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.