ここからは、ベンチマークテストの結果を掲載する。
改めて評価機の基本スペックをまとめると、CPUはCore i7-10875H、メモリは16GB、ストレージが512GB SSD(ADATA SX6000 Pro)、グラフィックス機能がGeForce RTX 2070 SUPER(8GB)、OSがWindows 10 Home 64bit(1909)という内容だ。動作モードは「パフォーマンス」モードを基本に、一部テストはエンターテイメントモードでも測定している。
CPUパワーがダイレクトに反映されるCINEBENCH R20のCPUスコアは4144だった。これはデスクトップPC向けのCore i7-9700K搭載機を軽く上回るスコアになる。エンターテイメントモードでは約23%ほどスコアが落ちるが、それでも前世代のCore i7-9750H搭載機では2500前後が相場であることを考えれば、非常に優秀だ。8コア16スレッドCPUならではのパワーをいかんなく発揮しているといえる。
3DMarkのスコアは、DirectX 11ベースのFireStrikeで18766、DirectX 12ベースのTime Spyで7965といずれも優秀だ。エンターテイメントモードのFireStrikeは約11%スコアが落ちたが、特別な高画質や高フレームレートにこだわらなければこのモードでも十分かもしれない。
実際のゲームを使ったテストでも、FINAL FANTASY XIV:漆黒のヴィランズベンチマークでは「非常に快適」と最高評価だった。FarCry NewDawnでは高画質で平均96fps(最低74fps)と、余裕をもって高画質のプレイに対応できる性能を示した。さらに、レインボーシックスシージでは高フレームレートを狙い、最低画質の「低品質」でテストしたところ、平均251fps(最低203fps)と、240Hzの液晶ディスプレイの優位を実感できるだけのパフォーマンスを記録した。
最後に、バッテリーのテストを実施した。
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