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エプソン、産業向け大判インクジェットプリンタに複合機モデルなど2製品を追加

» 2020年09月17日 15時57分 公開
[ITmedia]

 エプソン販売は9月17日、産業向け大判インクジェットプリンタ「SureColor」に省スペース設計のA1対応複合機モデル「SC-T3150M」およびA1対応のエントリーモデル「SC-T2150」の2製品を追加、それぞれ11月4日/9月24日に販売を開始する。価格はSC-T3150Mが24万8000円、SC-T2150がオープンだ(同社直販価格は11万8000円)。

photophoto SC-T3150M(左)、SC-T2150(右)

 SC-T3150Mはスタンドのないデスクトップ筐体を採用した大判複合機で、クラス最小の省スペース設計を実現。小規模企業など狭い現場での利用に適している他、機材貸し出しを行うレンタル会社での利用も想定しているという。また小さな文字や線などを鮮明にスキャン/出力できるCAD向けモードも備えている。

  SC-T2150は、同社製のA1対応プリンタ「SC-T3150/3150N」から機能を絞り込んだエントリークラスモデルで、耐水性に優れる全色顔料を採用。A4/A3サイズの単票紙をセットできるオートシードフィーダーも標準で搭載、Wi-Fi接続もサポートしている。


 この他、サインディスプレイ業界向き大判モデルとして、レジンインク搭載モデルの「SC-R5050」「SC-R5050L」とUVインク搭載モデルの「SC-V7000」を発表、12月中旬に販売を開始する(SC-V7000は受注生産品)。販売価格はSC-R5050が240万円、R5050Lが290万円、SC-V7000が930万円だ(税別)。

photophoto SC-R5050/R5050L(左)、SC-V7000(右)

 SC-R5050/R5050Lはともに新開発のレジンインク「UltraChrome RS インク」(6色インク)を採用したモデル。印刷後の乾燥時間が不要となっているのが特徴で、印刷後すぐに後加工が可能になるなど業務の大幅な納期短縮に貢献できるとしている。またSC-R5050Lは印刷中でもインク交換が可能なホットスワップも利用可能だ。

  SC-V7000は、紫外線を照射させて硬化と定着を行える「UltraChrome UV インク」(10色インク)を採用したモデルで、さまざまなメディアに高画質出力を行うことができる。また透過性の高いメディアや色付きメディアに印刷する際に、下地としてホワイトインクを敷くことで鮮やかな発色を実現可能だ。印刷表面を部分的に艶出しの風合いに仕上げるスポット印刷、インクを厚く盛って印刷しインパクトを出す厚盛印刷といった特殊な印刷にも対応している。

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