8コア16スレッド! Ryzen 7 3700X搭載のデスクノートPC「DAIV 5D-R7」を試す圧巻のコストパフォーマンス!(4/5 ページ)

» 2020年09月29日 12時00分 公開
[マルオマサトITmedia]

Ryzen 7 3700Xのパフォーマンスや発熱は?

 デスクトップPC向けのRyzen 7 3700Xのパフォーマンスをどれだけ発揮できるのか、発熱や静音かどうなのだろうか。気になる部分を検証していこう。

 今回、Control Centerのモード選択によって性能に違いが見られたため、パフォーマンスとエンターテイメントの2種類で計測している。また、参考として、6コア12スレッドのCore i7-8700K(第8世代、開発コード名:Coffee Lake)を搭載した自作PCを比較対象として掲載している。

 CINEBENCH R20のCPUスコアは、パフォーマンスで4529cbだ。エンターテイメントでは約7%ほど低いスコアだが、いずれにしてもCore i7-8700Kのスコアは大きく上回っている。高負荷なテストでもRyzen 7 3700Xならではのパフォーマンスがしっかりと出ている。

 なお、自作PCなどの計測結果ではこれよりもスコアが良いこともあると思うが、水冷クーラー利用時などに作動する追加ブースト(XFR2)や自動OC機能(PBO)の影響と思われる。本機はCPU本来の定格パフォーマンスがきっちり出ていると考えてよい。

 その他のテストにおいても、パフォーマンスモードにおいてはRyzen 7 3700X、8コア16スレッドならではのパフォーマンスはしっかり出ている。エンターテイメントのスコアはそこから5%前後低下することが多いが、それでもCore i7-8700Kを搭載した自作PCのスコアは大幅に上回っており、8コア16スレッドならではといえる強力なパフォーマンスを発揮している。

DAIV 5D-R7 テストに利用したPCのスペック
DAIV 5D-R7 CINEBENCH R20のスコア(パフォーマンスモード)
DAIV 5D-R7 CINEBENCH R20のスコア比較。どちらのモードでもCore i7-8700K搭載の自作PCに大差を付けて圧勝、8コア16スレッドのパワーをしっかり発揮できている
DAIV 5D-R7 PCMark 10のスコア。どちらのモードでも総合スコアでCore i7-8700Kを搭載した自作PCを上回る
DAIV 5D-R7 PCMark 10/Modern Office Battery Lifeのスコア
DAIV 5D-R7 3DMark/Fire Strikeのスコア(パフォーマンスモード)
DAIV 5D-R7 3DMark/Fire Strike、Time Spyのスコア比較
DAIV 5D-R7 パフォーマンスモードでのFINAL FANTASY XIV:漆黒のヴィランズベンチマークのスコア(1920×1080ピクセル/最高品質/フルスクリーン)
DAIV 5D-R7 FINAL FANTASY XIV:漆黒のヴィランズベンチマークのスコア比較(1920×1080ピクセル/最高品質/フルスクリーン)
DAIV 5D-R7 Premiere Pro CCで4Kビデオを編集した約5分の映像を、MP4ファイル(H.264コーデック/ハードウェアエンコード利用)に書き出すのにかかった時間の比較
DAIV 5D-R7 Lightroom Classic CCで現像設定をしたRAWデータ(4240万画素)100枚を、JPEGファイルへ書き出すのにかった時間の比較

 最後に、発熱や動作時のノイズを確認する。

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