デスクトップPC向けのRyzen 7 3700Xのパフォーマンスをどれだけ発揮できるのか、発熱や静音かどうなのだろうか。気になる部分を検証していこう。
今回、Control Centerのモード選択によって性能に違いが見られたため、パフォーマンスとエンターテイメントの2種類で計測している。また、参考として、6コア12スレッドのCore i7-8700K(第8世代、開発コード名:Coffee Lake)を搭載した自作PCを比較対象として掲載している。
CINEBENCH R20のCPUスコアは、パフォーマンスで4529cbだ。エンターテイメントでは約7%ほど低いスコアだが、いずれにしてもCore i7-8700Kのスコアは大きく上回っている。高負荷なテストでもRyzen 7 3700Xならではのパフォーマンスがしっかりと出ている。
なお、自作PCなどの計測結果ではこれよりもスコアが良いこともあると思うが、水冷クーラー利用時などに作動する追加ブースト(XFR2)や自動OC機能(PBO)の影響と思われる。本機はCPU本来の定格パフォーマンスがきっちり出ていると考えてよい。
その他のテストにおいても、パフォーマンスモードにおいてはRyzen 7 3700X、8コア16スレッドならではのパフォーマンスはしっかり出ている。エンターテイメントのスコアはそこから5%前後低下することが多いが、それでもCore i7-8700Kを搭載した自作PCのスコアは大幅に上回っており、8コア16スレッドならではといえる強力なパフォーマンスを発揮している。
最後に、発熱や動作時のノイズを確認する。
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