連続読み出し毎秒7000MBのPCIe 4.0 M.2 SSD「980 PRO」がデビュー古田雄介のアキバPick UP!(1/4 ページ)

» 2020年10月05日 12時00分 公開
[古田雄介ITmedia]

 先週はサムスンの新しいSSD「980 PRO」シリーズが複数のショップで話題を呼んでいた。1TB/500GB/250GBの3モデルがあり、価格は順に2万5000円前後と1万6000円前後、1万円前後となる(税込み、以下同様)。

→・“異次元の速度”を達成 コンシューマー向け最速クラスの「Samsung SSD 980 PRO」 の実力を試す

Samsung SSD 980 PRO サムスンの「980 PRO」シリーズ

「970 EVO Plusの2倍速い」――980 PROに注目が集まる

 2019年2月に登場した「970 EVO Plus」に続く、同社のM.2 NVMe SSDの最新モデルで、PCIe 4.0をサポートし、シーケンシャル速度が大幅に向上したのが特徴だ。1TBモデルで比較すると、シーケンシャルリードは毎秒3500MBから7000MBに、同ライトは毎秒3300MBから5000MBにいずれも上がっている。

Samsung SSD 980 PRO Type 2280のM.2 SSDだ

 入荷したパソコンSHOPアークは「PROシリーズの系譜でみても、(2018年5月発売の)970 PROの2倍かそれ以上にアップしています。NANDが2bit MLCから3bit MLC(TLC)に切り替わって、パフォーマンス重視の仕様になった感がありますね」と話していた。

 この高速化を受けて、オリオスペックはHighPointのRAIDカード「SSD7505」に980 PRO 1TBを4枚装着してRAID 0のベンチマークテストを実施。シーケンシャルリードが毎秒25GB、同ライトが毎秒19GBのハイスコアをたたき出したという。

 同店は「PCIe 4.0の帯域を堪能できるカードですね」と高く評価する。モデルごとの人気は1TBモデルが他を圧倒しているそうだ。

Samsung SSD 980 PRO オリオスペックのベンチマーク結果

 次に、トレンドが続くキロワット級電源の動きを追った。

       1|2|3|4 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年04月26日 更新
  1. ワコムが有機ELペンタブレットをついに投入! 「Wacom Movink 13」は約420gの軽量モデルだ (2024年04月24日)
  2. わずか237gとスマホ並みに軽いモバイルディスプレイ! ユニークの10.5型「UQ-PM10FHDNT-GL」を試す (2024年04月25日)
  3. 「社長室と役員室はなくしました」 価値共創領域に挑戦する日本IBM 山口社長のこだわり (2024年04月24日)
  4. 「Surface Go」が“タフブック”みたいになる耐衝撃ケース サンワサプライから登場 (2024年04月24日)
  5. QualcommがPC向けSoC「Snapdragon X Plus」を発表 CPUコアを削減しつつも圧倒的なAI処理性能は維持 搭載PCは2024年中盤に登場予定 (2024年04月25日)
  6. 16.3型の折りたたみノートPC「Thinkpad X1 Fold」は“大画面タブレット”として大きな価値あり (2024年04月24日)
  7. あなたのPCのWindows 10/11の「ライセンス」はどうなっている? 調べる方法をチェック! (2023年10月20日)
  8. アドバンテック、第14世代Coreプロセッサを採用した産業向けシングルボードPC (2024年04月24日)
  9. AI PC時代の製品選び 展示会「第33回 Japan IT Week 春」で目にしたもの AI活用やDX化を推進したい企業は要注目! (2024年04月25日)
  10. ロジクール、“プロ仕様”をうたった60%レイアウト採用ワイヤレスゲーミングキーボード (2024年04月24日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー