CPUとGPUのモジュールを合体! ASUSの超小型デスクトップPC「Mini PC PB60G」を試すGPUをモジュール方式で提供(5/6 ページ)

» 2020年11月16日 12時30分 公開
[石川ひさよしITmedia]

CPU性能はTDP 35Wの壁があるも3D性能はライトゲームを十分カバー

 それでは、PB60Gをベンチマークにかけスコアや各部の温度をチェックしてみよう。

 最初はPCMark 10のExtendedテストで、PCシステムとしての傾向をつかんでおく。Overallのスコアは4874だ。ゲーミングデスクトップPCとして見れば決して高いスコアではないが、エントリーゲーミング向けのGPUであること、もう1つ、CPUの動作クロックが低く抑えられているためだ。とはいえ、どのシナリオも5000ポイントを上回っている。グラフィックスモジュールを採用したことで、Gaming以外のシナリオでもGPUアクセラレーションが効くためだ。この点で幅広い用途において統合GPU機能を使うメインストリームPCよりも高性能と言える。

Mini PC PB60G PCMark 10 Extended Testのスコア

 次に、CPU性能をCINEBENCH R20で確認しておこう。マルチスレッドのCPUテストスコアは1764、シングルスレッドのCPU(Single Core)テストスコアは354だ。ここもクロックが低めの設定である影響が大きく感じられる。また、Core i5-9400TはHyper-Threadingが利用できないため、マルチスレッド側のスコアも伸びが小さい。高度にマルチスレッド化されたアプリケーションよりも、実コア性能が効くアプリケーション向きということが言えるのかもしれない。

Mini PC PB60G CINEBENCH R20のスコア

 続いて、3DMarkによる3Dグラフィックス性能を見ていく。DirectX 11のFire Strikeでは7513、DirectX 12のTime Spyでは3341というスコアだ。

 DirectX 11に関しては比較的軽めのタイトルを中心に、中〜高画質が狙える辺りのスコアだが、DirectX 12に関しては荷が重いように感じられる。DirectX 12でもより軽量のNight Raidであれば24343というスコアで、要求スペックがそこまで高くない競技向けタイトルなどであれば、DirectX 12オプションでも楽しめそうといったところだろう。

 なお、PCI Express 3.0 x8接続でもスコアを見る限り、帯域不足に陥っている印象はないが、ここはタイトルにもよる。

Mini PC PB60G Fire Strikeのスコア
Mini PC PB60G Fire Strike Extremeのスコア
Mini PC PB60G Time Spyのスコア
Mini PC PB60G Sky Diverのスコア
Mini PC PB60G Night Raidのスコア

 実タイトルに基づいたゲームベンチマークでは、比較的重いFINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマークを行った。フルHDで画質設定を変更してテストを行ったところ、軽量品質では6411(快適)、標準品質では4807(やや快適)、高品質では3367(普通)といった評価だった。

 高品質でもプレイできないことはないが、高負荷なシーンではフレームレートが落ち、スムーズさに欠けるシーンが見られる。また、同じGeForce GTX 1650を搭載するPCのスコアと比べた際、特に高品質設定で少し低いスコアになる傾向が見られたが、GPUと言うよりはCPU側(マルチスレッド性能)が要因であるように見える。

Mini PC PB60G FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマークのスコア(フルHD、軽量品質)
Mini PC PB60G フルHD、標準品質設定のスコア
Mini PC PB60G フルHD、高品質設定のスコア

 より軽量のファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ ベンチマークでは、フルHD、最高品質で8751(非常に快適)で何ら問題ないレベルだ。フレームレートは59.25fpsだった。このフレームレートは、さらに高性能なCPUを搭載したGeForce GTX 1650搭載PCと比べてむしろ若干高かった。また、STREET FIGHTER V ベンチマークでは、フルHD、最高画質オプションで90.82fpsだった。こちらも快適にプレイできる。

Mini PC PB60G ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ ベンチマークのスコア(フルHD、最高品質)
Mini PC PB60G STREET FIGHTER V ベンチマークのスコア(フルHD、最高品質、60fpsキャップ解除時)

 競技性の強いタイトルとして、Tom Clancy's Rainbow Six Siegeを試した。これもフルHD、最高画質プリセットで160fpsだ。もう1つのVALORANTでは、フルHD、画質オプションを最大としても89.83fpsだ。この種のタイトルを遊ぶ上では、何も問題ない。

Mini PC PB60G Tom Clancy's Rainbow Six Siegeのスコア(フルHD、最高画質)
Mini PC PB60G VALORANTのスコア(フルHD、画質最大時)

 最後にボディーの発熱を見ていこう。

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