新製品として目立っていたのは、RTX 30シリーズの新ラインアップ「GeForce RTX 3060 Ti」を搭載したグラフィックスカード群だ。複数のメーカーからオリジナルクーラー搭載モデルが一斉に売り出されており、価格は5万5000円弱から7万2000円強まで幅広い。
GeForce RTX 3060 Tiは10月末に登場したGeForce RTX 3070の下位にあたるGPUで、リファレンスカードは8GBのGDDR6(256bit)メモリを積み、消費電力は200Wとなる。GPUクロックはベース1.41GHz/ブースト1.67GHzで、CUDAコアは4864個だ。
60番代のGPUということでミドルレンジにカテゴライズされることもあるが、「価格も性能もハイエンド級です」という声が多く聞かれる。パソコンSHOPアークは「フルHD環境などではRTX 2080に匹敵するスコアが出せますし、価格もモノによっては7万円を超えますしね。一般にイメージされるミドルレンジの枠からは確実にはみ出しています」と話していた。
販売直後は様子見が多い様子だ。ドスパラ秋葉原本店は「高付加モデルだとRTX 3070カードと価格が重なる部分もありますし、もうちょっと価格が落ち着くのを見て検討するという人が多い印象がありますね」という。別のショップからも「税込みで4万円台に収まるモデルが出てきたら盛り上がりそう」とのコメントを聞いた。
続いて、ラジエーターの新作をチェックしよう。
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