240Hz対応のモバイルディスプレイはPCゲームでどれだけ役立つのか外でも快適プレイ(2/3 ページ)

» 2021年01月07日 11時00分 公開
[作倉瑞歩ITmedia]

モバイルディスプレイでは屈指のサウンド機能を装備

 特徴が多い本製品の中で、オーディオ出力機能も注目したい。1W+1Wのステレオスピーカーを装備しているだけでなく、ヘッドセット用にDAC/ヘッドフォンアンプなど備えたESS9118を内蔵しており、ハイレゾ再生にも対応する。

 実際にヘッドフォンを接続して音楽を聞いてみると、ボーカルやギター、ベースなどの音をクリアに再生できる印象だ。高音がノイジーに聞こえるといったこともなく、ストレスなく音楽を楽しめる。

 手持ちのノートPCがハイレゾに対応していなくても、高音質でサウンドを再生できるが、スピーカーの配置位置が近いこともあり、そのまま音を再生して音の方向から相手の位置を類推するような競技性の高いゲームに臨むのは難しそうだ。ディスプレイの映像を複製して対面している相手に大画面で音声と映像を見せたいなど、限定的ではあるが、内蔵スピーカーだからこそできることもあるだろう。

ROG Strix XG17AHPE ボディー下部にスピーカーを内蔵している

 冒頭でも触れたが、容量7800mAhのバッテリーを内蔵しているため、ノートPCなどからmicro HDMIだけで接続しても利用可能だ。給電できるコンセントなどがない外出先でも、高性能なサブディスプレイとして最長3.5時間も駆動する。

 なお、給電はUSB Type-C端子で行う。USB Type-Cケーブルに加え、USB Type-CからType-Aに変換するアダプターが付属しているが、USB Type-Cにとっては規格違反となっているため、使わない方がよいだろう。

ROG Strix XG17AHPE パッケージに付属するUSB Type-CをUSB Type-Aに変換するアダプターをUSB Type-Cケーブルに接続したところ。アダプターは規格違反ゆえ使わないことをお勧めする

 付属のカバーは、他のモバイルディスプレイと同様にディスプレイを立てるためのスタンドとして利用できる。カバーを背面に回すことで、カバー端にあるマグネットが吸着しスタンドになる。吸着力はそこまで強くなく、ボディーを持って移動させたり、持ち上げたりすると簡単に外れるが、ディスプレイを頻繁に移動させる必要がなければ、あまり気になる点ではないように感じた。

ROG Strix XG17AHPE 液晶ディスプレイ面のカバーを背面に回して折りたたむとスタンドになる。背面の一部はカバーされないので注意したい
ROG Strix XG17AHPE 側面から見たところ。スタンド兼用カバーの重量は実測で約292gあった

ゲームタイトルで実力を確認「VALORANT」編

 では実際にゲームを遊んでみよう。

 今回は高いフレームレートでのプレイが容易に切り替えられて検証しやすいファーストパーソン・シューティングゲームのVALORANT(ライアットゲームズ)と、ハイクオリティーな映像で遊びたいオープンワールドゲームのDEATH STRANDING(コジマプロダクション)で、960fps、16倍のスロー映像とともにリフレッシュレート240Hzの実力を確認する。

 VALORANTではフレームレート制限をオフにすると、300〜400fpsでのプレイが可能となる。この状態でリフレッシュレートを240Hz、144Hz、120Hz、そして60Hzに「ディスプレイ設定」から変更することで、実際の見え方がどれだけ違うかをチェックした。

VALORANTを使ったリフレッシュレート比較。検証したシーンを4つ並べた

 検証は「プラクティス」の「スパイク設置」で実行。スパイクを設置するシーンを各リフレッシュレートで見てみると、その違いが分かりやすい。特に240Hzと60Hzを比較すると、240Hzでは非常になめらかに映像が表示されているのに対して、60Hzではコマ飛びや残像のような現象が起きていることが分かる。

ROG Strix XG17AHPEROG Strix XG17AHPE 60HzでのVALORANTの映像。残像がちらつく

 競技シーンにおいて、リフレッシュレートは非常に大事なポイントだ。先ほど比較したように、移動する相手がなめらかに表示されるか、コマ飛びして表示されるかで反応できる瞬間が微妙に変わるという。モバイルディスプレイであっても、このように映像がなめらかに表示されるならゲームが遊びやすくなる。

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