グラフィックスカードは、EK Water Blocksの水枕を組み込んだASUSTeKのGeForce RTX 3090搭載カード「RTX3090-24G-EK」とRTX 3070 RTXカード「RTX3070-8G-EK」が売り出されている。価格は順に31万円前後と12万8000円前後だ(税込み、以下同)。銅製ベースと透明アクリルプレートで構成されており、ともに1スロット厚としている。
より反響が大きかったのはRTX3070-8G-EKで、昨今のグラフィックスカードの枯渇状況もあって週末までに売り切れるショップが相次いでいる。某ショップは「さすがに本格水冷が前提のパーツなので、自作スキルの高い人に買っていただいた感がありますね」とうれしそうに話していた。
ギガバイトのIntel Z590チップセット搭載マザーボード「Z590 AORUS XTREME WATERFORCE」も、本格水冷対応で注目を集めている。CPUから20+1フェーズのVRM、チップセットやM.2 SSDスロット、10GbEの有線LANまでまとめて冷やせる構成になっており、Thunderbolt 4(USB Type-C)やUSB 3.2 Gen 2x2端子なども備えている。価格は25万1000円前後だ。
TSUKUMO eX.は「Core i9-11900Kとの組み合わせを考える人が多そうなマザーですね。価格も破格ですが、サイズも大きすぎて棚に置けません。ある意味、ギガバイトのウルトラハイエンドらしいモデルですね」と話していた。
第11世代向けの水冷パーツとしては、クーラーマスターの水冷キット「MASTERLIQUID ML360 SUB-ZERO」も異彩を放っていた。ペルチェ素子を使うIntelのオーバークロック向け冷却技術「Intel Cyro」を採用し、CPUを室温よりも低い温度で保てるとうたう。対応ソケットはLGA1200のみで、価格は5万4000円弱となる。
「8ピンの補助電源からも給電する仕組みの強力な水冷キットです。求める人は本当に限られますが、非常に強く刺さるパーツなのは確かです」(同店)
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