グラフィックスカードの購入は月1回まで――新たな転売対策を立てるショップも古田雄介の週末アキバ速報(1/2 ページ)

» 2021年04月17日 06時00分 公開
[古田雄介ITmedia]

 最近は、一度品薄化したPCパーツはなかなか回復しない傾向があるが、AMDのCPU「Ryzen 5000」シリーズは「Ryzen 7 5800X」や「Ryzen 5 5600X」などのモデルを比較的潤沢に在庫しているショップが増えており、シリーズ通して全滅という事態からは脱しつつある。

Ryzen 5000シリーズ TSUKUMO eX.のRyzen 5000シリーズ価格表

ドスパラ各店がグラフィックスカードの購入制限を強化 4月17日から

 一方で、改善の糸口が見えないのがグラフィクスカードだ。どこのショップもコーナーの棚がごっそり空になっている。あるショップは「供給は2月と比べればマシになっていますが、それが関係ないくらいに転売が横行しています。アキバの店舗を回ってグラフィックスカードを買う人員を雇って、元締めがフリマで売るというビジネスができあがっているんです。2018年の暗号資産ブームでも、ここまでじゃなかった」と苦しそうな表情で語る。

 ほとんどのショップがグラフィックスカードの購入は1グループ1台と限定している。しかし、くだんの相手は人を雇って遠隔操作をしている上、軽く変装して2度買いに来ても店側は強く拒否できない。

 そこで、一段強力な購入制限の実施に踏み切ったショップもある。

 ドスパラは、ネットショップを含めた系列店でのグラフィックスカードの購入条件に、ドスパラ会員登録をしていること、過去1カ月以内に系列店でグラフィックスカードを購入していないことを盛り込んだ。購入履歴がたどれる状態にし、月イチを超えるペースでの購入は控えてもらうという作戦だ。今週末から当面の間続けるという。

 ドスパラ秋葉原本店は「当面はGPUの種類を問わずに実施します。本当にPCパーツを求めている人に届けられるようにどうにかしたいと思いますので、ご協力をよろしくお願いします」と話していた。

ドスパラ秋葉原本店 ドスパラ秋葉原本店のグラフィックスカード売り場
ドスパラ秋葉原本店 そこに貼られた購入条件のPOP

 次はリニューアルセールのお話だ。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年06月11日 更新
  1. 初のカラー対応「Kindle Scribe Colorsoft」の実力は? 通常モデルとの価格差1万7000円の価値を検証 (2026年06月10日)
  2. 「Geminiの技術は使うが、Geminiではない」 WWDC26で見えたApple流AIとプライバシー戦略の核心 (2026年06月10日)
  3. ミニPCに強みの「MINISFORUM」 ミニワークステーションの新モデルから「謎の拡張カード」まで多彩な製品を披露 (2026年06月10日)
  4. 「macOS 27 Golden Gate」が2026年秋に登場 初のApple Silicon専用バージョンに (2026年06月09日)
  5. 「次世代Apple Intelligence」をフル活用するにはどのような条件がある? 「Siri AI」は日本で使える? 知っておくべき対応モデルのハードル (2026年06月09日)
  6. 実売1万円切りでパススルー給電にも対応! KTCの15.6型モバイルディスプレイ「H15F9」は“買い”か (2026年06月09日)
  7. コンパクトボディーにスパコン並みのAI性能! 「NVIDIA RTX Spark」搭載ミニデスクトップPCを見てきた (2026年06月04日)
  8. LGが4K有機EL TVの2026年モデルを発表 映像プロセッサを刷新し120Hz以上の高速表示にも対応 (2026年06月09日)
  9. 高騰中のSSD、品薄のHDD──けれど“最終処分”のニーズは変わらず (2026年06月06日)
  10. 夜間もフルカラーで鮮明に記録できる「SwitchBot 屋外パンチルトカメラ 5MP」が15%オフの7674円に (2026年06月10日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー