Amazonから、ディスプレイ付きスマートスピーカーEcho Showシリーズの新製品「Echo Show 10」(第3世代)が登場した。画面サイズ的には従来の「Echo Show」(第2世代)の後継に当たるモデルだが、円柱状のボディーにディスプレイが合体しており、左右にスイングして向きを変えられるという他にないギミックを搭載している。
さながら「首振りスマートディスプレイ」とでも言うべきこの製品について、今回は外観チェックと導入手順、さらに目玉となる回転機能の挙動までをチェックしていく。
画面回り性能は、従来モデルと大きく変わっていない。画面サイズは10.1型で、解像度は1280×800ピクセルだ。フルサイズのタブレットに比べると解像度は低めだが、スマートディスプレイとしては一般的で、従来モデルとも変わらない。
画面右上には大型のインカメラが内蔵されており、室内の撮影やTV電話用途で利用できる。この他、画面上にはマイクのミュートボタン、音量のオン/オフボタンなど、Echo Showシリーズでおなじみのボタンが並ぶ(アクションボタンは非搭載)。未使用時にカメラを覆うシャッターも用意されている。
本製品最大の特徴は、このディスプレイ部がメッシュ素材で覆われた円筒状のボディーにつながっており、横方向に350度回転することだ。従来の円筒状のスマートスピーカーに、ディスプレイをくっつけたかのようなこの外観は、アームこそないものの、かつての「iMac G4」を思い起こさせる。重量も約2.56kgとケタ違いの重さだ。
画面がほぼ一周する仕組みゆえ、必要なフットプリントはかなりのものだ。製品ページ上は「251(幅)×230(奥行き)×172(高さ)mm」という本体サイズが記載されているが、これは画面サイズとボディーの奥行きを別々に計測した値で、ディスプレイの回転を遮らないためには、さらなる奥行きが必要だ。購入前にどこに置くかをある程度想定しておかないと、買ってから困ることがあるかもしれない。
本製品には、回転範囲を測るためのシートが付属している。それを敷くことにより、空けておくべきスペースを把握できる。このシートはドーナツ状で、直径はおよそ36.5cmあるので、実際に必要なスペースは「直径約36.5cmの円形」ということになる。
早速、設置してみよう。
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