メモリはノート用のDDR4-2666 16GB(8GB×2)を搭載し、ストレージはPCI Express 3.0 x4接続で512GBのNVMe SSDを採用する。Intelモデルには1TBのHDDを内蔵したモデルもあるので、試しに背面のカバーを取り外したところ、空きドライブベイやスロットが用意されていた。
メーカーの保証対象外となるが、いざとなればメモリやストレージの換装/増設作業が行えるのはポイントだろう。
CrystalDiskInfoの画面。評価機には容量512GBのSamsung PM991(SAMSUNG MZVLQ512HALU)を搭載していた。シーケンシャル読み出しが毎秒2200MB、シーケンシャル書き込みは毎秒1200MBのスペックだ液晶ディスプレイは23.8型で、画面解像度はフルHD(1920×1080ピクセル)だ。非光沢なので長時間の利用でも目が疲れにくく、視野角も上下/左右178度と広い。黒色が若干浮いている印象もあるが、sRGBの色域をカバーしており写真や動画などの見栄えもよい。
前面下部はファブリック素材で覆われており、harman/kardonの認証を取得した3W+3Wのスピーカーを内蔵する。標準状態のままではややチープなサウンドなので、ユーティリティーの「DTS Audio Processing」を活用しよう。
液晶ディスプレイ上部に、約92万画素のWebカメラとアレイマイクを内蔵している。カメラを隠す物理的なシャッターを備えており、使わないときはきちんとセキュリティを確保できる。また、カメラの位置が上にあるため、ノートPC内蔵カメラのようなローアングルにならず自然な画面映りになるが、解像度はそれほど高くないので、過度な期待は禁物だ。
面白いのは、背面にHDMI出力と入力の各端子を備えていることだ。ここにPlayStation 5/4、Nintendo Switchなどのゲーム機や、AmazonのFire TV Stickを接続すれば、本製品を液晶TVのように活用することも可能だ。
もちろん、ノートPCなどを接続して本製品をセカンドディスプレイとしても扱える。本製品をプライベート用にして、そこに仕事用のノートPCをつなげて在宅ワークで活用という使い方もアリだろう。
左側面にあるスイッチで「HDMIモード」と「PCモード」を切り替えられ、このHDMIスイッチを長押しすることで、PCを起動せずにHDMI入力の画面を表示できる。PCを利用しながら切り替えての使用も問題なく行えるが、音量調整はHDMI入力側のデバイスで行う必要がある。
次に、インタフェースをチェックする。
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