店頭モデルのCPUはCore i7-1165G7(4コア8スレッド、最大4.7GHz)かCore i5-1135G7(4コア8スレッド、最大4.2GHz)だが、直販モデルではCore i7-1185G7(4コア8スレッド、最大4.8GHz)やCore i5-1145G7(4コア8スレッド、最大4.4GHz)とワンランク上になる。
LPDDR4Xのメモリは店頭モデルが16GB/8GBで、直販モデルでは32GB/16GBからの選択となる。メモリはマザーボードにじか付けなので、購入時にゆとりをもって選びたいところだ。
ストレージはNVMe SSDで、この夏モデルでは継続販売モデルを除き全てPCIe 4.0対応の高速タイプになった。容量は店頭モデルで512GB/256GBから、直販モデルでは2TB/1TB/512GB/256GBから選べる。
評価機には256GBのSamsung PM9A1(MZVL2256HCHQ)が採用されていた。公称値はシーケンシャル書き込みが毎秒6400MB、同読み出しが毎秒2700MBのSSDだが、CrystalDiskMarkではきちんと性能を引き出す値が出ている。Windows 10の動作もキビキビとしており、気持ちよく使える。
ここからは、ベンチマークテストでLet's note FVの性能を確認しよう。ファン制御は「標準」で行った他、試作機なので製品版とは異なる可能性がある点にも注意してほしい。
まず実際のアプリケーションを使ってシステムの総合性能を見るPCMark 10では、総合スコアが4945、Essentials(日常操作)が10235、Productivity(オフィスアプリ中心の作業)が6999と、CPUのパフォーマンスをしっかり引き出せていることが分かる。GPUの性能が影響するDigital Content Creation(コンテンツ制作作業)は5192、Gamingが4349と内蔵GPUモデルとしては十分に高速だ。
バッテリー駆動時間の公称値は、バッテリーパックS搭載時で約10.5時間、大容量のバッテリーパックLだと約20時間(いずれもJEITAバッテリ動作時間測定法Ver.2.0)となっている。画面輝度を最高にしてModern Office Battery Lifeテストを実行したところ、6時間32分を記録した(残バッテリー残量は1%)。これならば、1日のビジネスタイムもACアダプターなしで運用できそうだ。
続いて、グラフィックス回りのテストを見ていこう。
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