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スリム! 頑丈! 1kg切り! 新モデル「Let's note FV」を試して分かったことアスペクト比3:2の画面を採用(4/5 ページ)

» 2021年06月03日 14時00分 公開
[田中宏昌ITmedia]

最新の第11世代CoreにPCIe 4.0対応SSDを搭載

 店頭モデルのCPUはCore i7-1165G7(4コア8スレッド、最大4.7GHz)かCore i5-1135G7(4コア8スレッド、最大4.2GHz)だが、直販モデルではCore i7-1185G7(4コア8スレッド、最大4.8GHz)やCore i5-1145G7(4コア8スレッド、最大4.4GHz)とワンランク上になる。

 LPDDR4Xのメモリは店頭モデルが16GB/8GBで、直販モデルでは32GB/16GBからの選択となる。メモリはマザーボードにじか付けなので、購入時にゆとりをもって選びたいところだ。

Let'snote FV 評価機は直販モデルの「カスタマイズレッツノート プレミアムエディション」だけに、Core i7-1185G7を搭載していた
Let'snote FV 同じくCPU-Zの画面。メモリは基板にじか付けされている
Let'snote FV 底面のカバーを外した状態。ツインファンの冷却ユニットが目立つ。SSDは中央右側にある
Let'snote FV GPUのIntel Iris X グラフィックスを内蔵したCore i7-1185G7が中央にある。メモリやネットワークコントローラーはじか付けタイプだ
Let'snote FV こちらはマザーボードの裏面

 ストレージはNVMe SSDで、この夏モデルでは継続販売モデルを除き全てPCIe 4.0対応の高速タイプになった。容量は店頭モデルで512GB/256GBから、直販モデルでは2TB/1TB/512GB/256GBから選べる。

 評価機には256GBのSamsung PM9A1(MZVL2256HCHQ)が採用されていた。公称値はシーケンシャル書き込みが毎秒6400MB、同読み出しが毎秒2700MBのSSDだが、CrystalDiskMarkではきちんと性能を引き出す値が出ている。Windows 10の動作もキビキビとしており、気持ちよく使える。

Let'snote FV CrystalDiskInfoの画面。製品版では異なる可能性がある
Let'snote FV CrystalDiskMarkの結果。PCIe 4.0らしい非常に高速な読み出し速度が出ている

ベンチマークテストで高い性能を示す

 ここからは、ベンチマークテストでLet's note FVの性能を確認しよう。ファン制御は「標準」で行った他、試作機なので製品版とは異なる可能性がある点にも注意してほしい。

 まず実際のアプリケーションを使ってシステムの総合性能を見るPCMark 10では、総合スコアが4945、Essentials(日常操作)が10235、Productivity(オフィスアプリ中心の作業)が6999と、CPUのパフォーマンスをしっかり引き出せていることが分かる。GPUの性能が影響するDigital Content Creation(コンテンツ制作作業)は5192、Gamingが4349と内蔵GPUモデルとしては十分に高速だ。

 バッテリー駆動時間の公称値は、バッテリーパックS搭載時で約10.5時間、大容量のバッテリーパックLだと約20時間(いずれもJEITAバッテリ動作時間測定法Ver.2.0)となっている。画面輝度を最高にしてModern Office Battery Lifeテストを実行したところ、6時間32分を記録した(残バッテリー残量は1%)。これならば、1日のビジネスタイムもACアダプターなしで運用できそうだ。

Let'snote FV PCMark 10 Extendedのテスト結果
Let'snote FV ディスプレイ輝度100%に設定した状態で実行したModern Office Battery Lifeテストの結果
Let'snote FV バッテリーレポートの結果(バッテリーパックSの場合)

 続いて、グラフィックス回りのテストを見ていこう。

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