前回は「第12世代Core iシリーズではオーバークロックをやめるらしい」というウワサが、オーバークロックマザーボードの動向に影響を与えている可能性に触れたが、先週末にはより具体的な次世代の影がPCパーツショップに現れた。
パソコンSHOPアークでは、TeamGroupのDDR5-4800メモリ16GBモジュールの2枚キット「TED516G4800C40BK」を展示中だ。価格は未定だが、展示POPには「今秋登場予定」と記載されている。
DDR5メモリはDDR4の次世代を担うメモリで、ECC(誤り訂正)機能をオンダイで実現している。消費電力が下がり、帯域幅が2倍に向上しているのも特徴だ。2021年下半期に登場見込みの第12世代Core i(開発コード名:Alder Lake)シリーズが対応する予定で、AMD陣営も次世代でサポートするとウワサされている。
同店は「テスト電圧が1.1Vとなっていて、改めて消費電力の低さに驚きました。ざっと7年振りの新規格ですし、注目している人は多いと思います」と話していた。
「ざっと7年前」の2014年6月、DDR4メモリをアキバで初めて売り出したのも同店だった。当時は対応するプラットフォームに先行して売り出されたが、今回はどうなるのか。動向を追いかけたい。
次にユニークなマザーボードをチェックする。
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