ASUS JAPANが新たに投入した「ROG Zephyrus S17 GX703」は、約19.9mmの薄型ボディーに性能も機能も最高クラスのハイスペックな内容を凝縮したプレミアムな17.3型ゲーミングノートPCだ。
日本では、Core i9-11900HとGeForce RTX 3080 Laptop GPUを搭載した1モデル(GX703HS-I9R3080U120)のみが展開される。発売は8月中旬以降の見込みだが、評価機を入手したのでレビューしよう。
本製品のボディーサイズは、約394.9(幅)×264.3(奥行き)×19.99〜22.5(厚さ)mm、重量は約2.75kgある。天板にアルミニウム合金、パームレストと底面にはマグネシウムアルミニウム合金を採用しており、非常に頑丈だ。手に持った感触は、高級な石板のような印象で、トップカバーを開けるとキーボード奥がせり上がるギミックがあるが、その状態であってもいっさい不安を感じさせない。
CPUはIntel最新のCore H45(開発コード名:Tiger Lake-H)のハイエンドモデルにあたる、8コア16スレッドのCore i9-11900H(2.5GHz〜4.9GHz)だ。前世代からマイクロアーキテクチャを一新したことで、性能と電力効率ともに大きく飛躍している。
GPUにもコンシューマー向けノートPC用として最高峰となる、NVIDAのGeForce RTX 3080 Laptop GPU(グラフィックスメモリは16GB)を搭載する。リアルタイムレイトレーシングやDLSS/DLSS 2.0に対応した最新タイトルを含め、現行のどのようなゲームでも快適にプレイできる。
クリエイティブ用途でもGeForce RTXシリーズの活用が進んでおり、描画やエンコードの高速化に加え、レンダリングの高速化、AIを生かした超解像処理や特殊加工といった機能を快適に利用可能だ。
トップカバーを開くとキーボード奥がせり上がり、エアフローを効率化する「AAS Plus」機構を導入している。キーボードに5度の傾斜がつき、タイピングを快適にする効果もある。画面の角度は約130度まで開くメモリは32GBのDDR4-3200で、ストレージはPCI Express 4.0 x4対応のSSDを2TB備える。ゲームはもちろん、ビジネス、クリエイティブ用途でも快適にこなせる余裕のあるスペックだ。
続いて、インタフェースやキーボード回りを見ていこう。
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