通信機能は、1000BASE-T対応の有線LAN、Wi-Fi 6の無線LAN、そしてBluetooth 5.1を標準で装備している。
接続性の高さも特筆したい。Thunderbolt 4(USB Type-C) 、USB 3.2 Gen 2 Type-Cが1基ずつ、USB 3.2 Gen 2 Type-Aも3基備え、新旧の周辺機器を変換アダプターを使わずに本来の性能で利用できる。
最近のPCでは省かれがちなSDメモリーカードスロット(SDXC/SDHC対応)を装備し、さらに高速規格のUHS-II(理論最大転送速度は毎秒312MB)にも対応している。
UHS-II対応SDメモリーカードは、デジタルカメラでは広く普及しており、デジタルカメラからの動画や静止画の取り込みにとても便利だ。
液晶ディスプレイ上部には、約92万画素のWebカメラとアレイマイクを内蔵する。Webカメラは2D/3Dノイズリダクション対応で暗い部屋でもノイズの少ない映像で配信できる。また、ビデオチャット/ビデオ会議中の自分の声と相手の声をお互いにクリアに届ける双方向のAIノイズキャンセリング機能も搭載している。
左側面にあるType-Cポートは、手前側がUSB 3.2 Gen 2(DisplayPort Alternate Mode対応)、奥側がThunderbolt 4だ。HDMI端子を含め、最大4画面までのディスプレイ出力に対応するキーボードは、英字配列の光学式メカニカルキーボードを搭載する。光学式メカニカルとは、機械式のスイッチを押す動作で光を遮っているシャッターが開いてスイッチが入る仕組みで、通常のメカニカルキーボードよりも反応速度は150倍速いという。
メカニカルキーボードらしいカチカチとした音はするが、比較的軽い力で押下でき、軽快に操作できる印象だ。キーピッチは縦横ともに約19mmある。パームレストも広く取られており、ゲームプレイの操作、テキスト入力ともに快適に扱える。
ただ、英字配列でレイアウトもやや変則的だ。テンキーが通常より上の位置に並んでいることや、バックスペースキーの上がDeleteキーではなくF12キーである点はかなり違和感を覚える。テキスト入力については、慣れるまで少し時間が必要だという印象を受けた。
画面のクオリティーも最高峰だ。17.3型と大型で3840×2160ピクセルの高解像度に対応し、輝度も500ニトと非常に明るい。さらにリフレッシュレート120Hzの高速描画にも対応しており、応答速度も3msと速く、動画やゲームの動きをなめらかに表示することができる。
GPUもGeForce RTX 3080 Laptopなので、FPSや格闘タイトルなど幅広いタイトルでフレームレート120fps/リフレッシュレート120Hzでの快適プレイが可能だ。
さらに、DCI-P3を100%カバーする広色域をサポート。Pantone認証による高い色再現性を誇り、コンテンツ制作にも好適だ。Dolby Visionの基準も満たしており、Dolby Vision対応コンテンツや、HDR対応コンテンツを臨場感高く表現できる。
サウンドシステムはDolby Atmosをサポートする。ボディーには、4基のウーファーと2基のツイーターを含めてスピーカユニットを6基搭載する。映像だけでなく、ゲーム内の音の方向までを含めてパワフルかつクリアなサウンドを満喫できるのが印象的だ。ゲームもエンターテイメントコンテンツも臨場感たっぷりに楽しめる。
17.3型、3840×2160ピクセル表示対応の液晶ディスプレイは精細で鮮やかな表示だ。120Hzの高速リフレッシュレートに対応し、なめらかな表示が行える。映り込みの少ないノングレア仕様で、IPSレベルパネルのため視野角も広い次にベンチマークテストで本製品の実力をチェックしよう。
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