Microsoftは8月2日(米国太平洋夏時間)、法人向けサブスクリプション式クラウド仮想PCサービス「Windows 365」の提供を開始した。
サービス開始に合わせて、日本におけるライセンス体系が明らかとなった。中小企業向けの「Windows 365 Business」と大企業向けの「Windows 365 Enterprise」共にユーザー単位の月額課金サービスとなる。
なお、Windows 365の日本におけるライセンス料金は「税別」で示されているが、この記事では税込み換算をした上で記載する。
Windows 365のユーザー数はBusinessエディションが最大300、Enterpriseエディションは無制限となっている。1ユーザー当たりの標準ライセンス料金は、エディションを問わず以下の通りだ。
なお、「★」印の付いている構成は最長60日間の無料体験に対応している(クレジットカードの登録が必要)。また、括弧内はBusinessエディションで「Windowsハイブリッド特典」を適用した場合と、Enterpriseエディションの料金を示している。
Windowsハイブリッド特典はWindows 10 Proのライセンスを保有するユーザーを対象とするWindows 365 Businessの割引特典です。適用には、サブスクリプション期間内に少なくとも1回、Windows 10 Proライセンス付きデバイスからWindows 365 Businessにアクセスする必要があります。
Webページでは、60日間の無料体験可能な構成例が示されている。2vCPU/4GBメモリ/128GBストレージ構成は「Basic(ベーシック)」、2vCPU/8GBメモリ/128GBストレージ構成は「Standard(スタンダード)」、4vCPU/16GBメモリ/128GBストレージ構成は「Premium(プレミアム)」と名付けられている(価格はWindowsハイブリッド特典を適用したもの)
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