NVIDIA CEOのジェンスン・フアン氏が「ロバートN.ノイス賞」を受賞

» 2021年08月13日 13時16分 公開
[ITmedia]

 米国半導体工業会(Semiconductor Industry Assocation)は、NVIDIAの創業者でありCEOのジェンスン・フアン氏が「ロバートN.ノイス賞」の2021年の受賞者に選ばれたことを発表した。

ジェンスン・フアン氏 ジェンスン・フアン氏

 米国半導体工業会は毎年、技術または公共政策において半導体産業に顕著な貢献をしたリーダーを表彰するため、ノイス賞を授与している。フアン氏は2021年11月18日に開催されるSIA Awards Dinnerにて、受賞する予定だ。

 米国半導体工業会 会長兼CEOのジョン・ネウファー氏は以下のように述べている。

「ジェンスン・フアン氏の並外れたビジョンとたゆまぬ実行力は、半導体業界を大きく強化し、コンピューティングに革命をもたらし、人工知能(AI)を前進させました。ジェンスンの業績は、ゲーミング、科学技術計算、自動運転など、数え切れないほどの分野でイノベーションをもたらし、今後も産業と世界を変革する技術を推進するでしょう。半導体技術の発展に貢献したジェンスンの数々の功績を称え、2021年度ロバートN. ノイス賞を授与できることを喜ばしく思います」。

 フアン氏は、受賞にあたり以下のように述べている。

「NVIDIAの仲間の功績が評価され、全社員を代表して2021年度ノイス賞を受賞できたことを光栄に思います。AI、ロボティクス、デジタルバイオロジー、メタバースの時代に入ると、超指数関数的なテクノロジーの進歩が見られるようになります。半導体およびコンピュータ業界にとって、これほどエキサイティングで重要な時代はありません」。

 フアン氏は1993年にNVIDIAを設立し、創業以来CEOおよび取締役会のメンバーを務めてきた。フアン氏はまた、IEEE Founder's Medal、 Dr. Morris Chang Exemplary Leadership Awardを受賞しているほか、台湾の国立交通大学と国立台湾大学、およびオレゴン州立大学より名誉博士号を授与されている。2019年には、ハーバード ビジネス レビュー誌から「世界で最も優秀なパフォーマンスを誇るCEOのTOP100」に選ばれているほか、2017年には、フォーチュン誌の「Businessperson of the Year」に選ばれた。

 フアン氏はNVIDIAを創業する前に、LSI LogicおよびAdvanced Micro Devicesに在籍していた経験を持つ。このほかオレゴン州立大学で電気工学理学士号、およびスタンフォード大学で電気工学修士号を取得している。

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