先週、PCケース売り場で目立っていたのは、darkFlashのMini-ITXタワーケース「DLH21」だ。カラーはホワイトとブラック、ピンク、ネオミントの4色があり、価格は1万3000円前後〜1万4000円前後となる(税込み、以下同)。
Mini-ITXマザーボードを背面端子が天面に並ぶように固定する仕様で、電源ユニットはSFX/SFX-Lに対応している。最長320mm/147mm厚のグラフィックスカードと、240mm長のラジエーター、高さ134mmまでのCPUクーラーを組み込める。前後/左右の上面にメッシュ加工のパネルを採用することで、通気性を最大限に高めているのが特徴だ。ボディーサイズは、約175(幅)×238.8(奥行き)×412(高さ)mmとなる。
入荷したTSUKUMO eX.は「ライザーケーブルを使わずに長大なグラフィックスカードが挿せるのがいいですね。最近はキロワットのSFX-L電源もありますし、水冷で効率的に冷却もできます。拡張性以外は、何も我慢せずにコンパクトなマシンが組めるんですよね」と絶賛していた。
実際、1年ほど前からGeForce RTX 3000シリーズが組み込めるMini-ITXケースが複数のショップで安定して人気を得るようになっている。小型で大容量なストレージや電源が登場し、排熱の選択肢が増えたのに加え、コストパフォーマンスも改善したことが大きいという。
「DLH21も1万円台前半で買えますし、この手で定番の『MasterBOX NR200』はメッシュタイプなら8000円以下ですからね。ATXタワーと同じ価格感で手が出せて、その上でコンパクトというのが魅力です」(同店)
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