Google Homeと連携する純正ネットワークカメラ「Google Nest Cam」ってどんな製品?【導入編】山口真弘のスマートスピーカー暮らし(3/3 ページ)

» 2021年08月26日 06時00分 公開
[山口真弘ITmedia]
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セットアップはGoogle Homeアプリで完結(ただし長い)

 次にセットアップの手順を見ていこう。

 セットアップはGoogle Homeアプリから行う。手順そのものはシンプルだが、注意事項や説明も含めて画面遷移がかなり多く、1枚ずつスクリーンショットを保存していったところ50枚近くになったほどの大ボリュームだ。

 フローはいくつかの段階に分かれる。最初はデバイスを検出して設置場所およびWi-Fiの設定を行うという、ネットワークカメラではおなじみの初期設定だ。次いで利用するオプションの選択、カメラの視野の調整、最後に動画の履歴をサーバに保存するための「Nest Aware」の設定と続く。

 このNest Awareは、カメラを通じて自宅を監視し、通知を受け取ることが可能なサブスクリプションプランで、30日さかのぼって履歴を見ることができる。多くのネットワークカメラで提供されるが、本製品は他の製品とも共有するため、独立したプランで用意されている。

Google Nest Cam Google Homeアプリで「+」をタップし、「デバイスのセットアップ」→「新しいデバイス」を選択して検出を実行する
Google Nest Cam 「カテゴリ」で「カメラ」を選択する(左)。「Google Nest Cam(バッテリー式)」を選び(中央)、本体に付属するQRコードを読み取る(右)
Google Nest Cam デバイスが検出された後、ガイドラインが延々と表示される(左)。そしてカメラの設置場所を選択し(中央)、Wi-Fiへの接続を行う。続いて使用場所の設定だ(右)
Google Nest Cam カメラの設置に使用するオプションを選択した後(左)、カメラを実際に設置してから映像の確認を行う(中央、右)
Google Nest Cam 録画およびマイクの有効/無効(左、中央)、ルーティンの設定を行う(右)。ルーティンは後からでも設定できるのでここではパスする
Google Nest Cam Nest Awareの機能の利用可否を判断するために住所を登録する(左、中央)。Nest Awareの設定が終われば完了だ(右)
Google Nest Cam Nest AwareはGoogleアカウント単位で契約する形態になっており、サービス内容に応じて2つのプランを用意している

 以上のように、説明自体は丁寧なのだが画面数が多く、そろそろ終わるかと思ったら新しいフローが始まるため、設定作業はかなり疲れる。物理的な設置時間を差し引いても、こうしたスマートホームデバイスの設定としては手間がかかる部類に入るので、時間に余裕があるときに対処することをお勧めする。

 以上の工程を経てセットアップが完了すると、その段階で動体検知がオンになっており、カメラが人を検知すると、スマホアプリに通知が飛んでくる。アプリからはリアルタイムに映像が見られる他、過去映像を振り返って見ることもできる。これは前述のNest Awareの機能によるものだ。

Google Nest Cam 人が検知されると、スマホにアラートが届く(左)。この画面でプレビューを見ることもできる。アプリを開くと映像を再生可能だ(中央)。履歴を開くとその他の映像をさかのぼって見ることができる(右)

 以上、導入までの手順をお届けした。次回は活用編として、このGoogle Nest Camで何ができるのか、サードパーティー製カメラとは何が違うのか、時間をかけて使い込んだ上で詳細をお届けする。

【活用編】はこちら

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