次にセットアップの手順を見ていこう。
セットアップはGoogle Homeアプリから行う。手順そのものはシンプルだが、注意事項や説明も含めて画面遷移がかなり多く、1枚ずつスクリーンショットを保存していったところ50枚近くになったほどの大ボリュームだ。
フローはいくつかの段階に分かれる。最初はデバイスを検出して設置場所およびWi-Fiの設定を行うという、ネットワークカメラではおなじみの初期設定だ。次いで利用するオプションの選択、カメラの視野の調整、最後に動画の履歴をサーバに保存するための「Nest Aware」の設定と続く。
このNest Awareは、カメラを通じて自宅を監視し、通知を受け取ることが可能なサブスクリプションプランで、30日さかのぼって履歴を見ることができる。多くのネットワークカメラで提供されるが、本製品は他の製品とも共有するため、独立したプランで用意されている。
以上のように、説明自体は丁寧なのだが画面数が多く、そろそろ終わるかと思ったら新しいフローが始まるため、設定作業はかなり疲れる。物理的な設置時間を差し引いても、こうしたスマートホームデバイスの設定としては手間がかかる部類に入るので、時間に余裕があるときに対処することをお勧めする。
以上の工程を経てセットアップが完了すると、その段階で動体検知がオンになっており、カメラが人を検知すると、スマホアプリに通知が飛んでくる。アプリからはリアルタイムに映像が見られる他、過去映像を振り返って見ることもできる。これは前述のNest Awareの機能によるものだ。
以上、導入までの手順をお届けした。次回は活用編として、このGoogle Nest Camで何ができるのか、サードパーティー製カメラとは何が違うのか、時間をかけて使い込んだ上で詳細をお届けする。
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