「スマートディスプレイを使ったオンライン帰省」を行う場合、Googleのスマートディスプレイ「Google Nest Hub」シリーズは、Amazonの「Echo Show」シリーズに比べて不利だ。理由は簡単で、ビデオ通話に対応する製品が1機種しかないからだ。
もちろん1機種しかなくとも、使えることに変わりはなく、またスマホやタブレット、さらにサードパーティーの互換製品を組み合わせるという方法もある。ただし製品の特性上、設定のハードルはかなり高い印象だ。今回はAmazonのEcho Showシリーズとも比べつつ、その特徴を見ていこう。
Googleがラインアップをしている画面付きスマートスピーカー、いわゆるスマートディスプレイ2製品のうち、7型の「Google Nest Hub」はカメラを搭載しておらず、ビデオ通話には利用できない。最も売れ筋であろう製品が非対応というのは、なかなかつらいものがある。
そのため、スマートディスプレイを使ってビデオ通話を行うには、10.1型の大画面モデル「Google Nest Hub Max」か、本連載でも以前紹介したレノボ製スマートディスプレイ「Lenovo Smart Display M10」などサードパーティーの互換製品を使うことになる。
Google Nest Hub Max側からの発信手順をざっとおさらいしておくと、「OK Google、ビデオ通話を開いて(かけて)」と呼びかけると、通話先の選択画面が開く。通話先の選択画面が開いたら、リストから通話先を選んでタップするか、口頭で通話先を選択することで発信が行われ、ビデオ通話が始まる。
画面のレイアウトは、相手の画面が中央に大きく、自分の画面が隅に小さく表示されるというオーソドックスな内容で、極めて分かりやすい。同社のビデオ通話アプリ「Google Duo」そのままであり、操作手順についても全く同じだ。
基本部分の確認を終えたところで、次のステップに進もう。
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