ボディーの左側面にThunderbolt 4 (USB Type-C)ポートを2基備えており、どちらのポートでも最大40Gbpsのデータ転送速度、デュアル4Kディスプレイ出力、USB PDによる充電が利用できる。
USB 3.2 Gen 2 Type-A端子を1基、4K映像出力に対応したフルサイズのHDMI 2.0、ヘッドフォン/マイク兼用端子(3.5mm)を搭載するなど、薄型としては充実した内容だ。
通信機能は、Wi-Fi 6対応の無線LANとBluetooth 5.1を標準で備える。付属する専用アダプター(microHDMI形状)を使えば、有線LAN(1000BASE-T)も扱える。
パームレスト右には指紋センサーを搭載しており、Windowsに指紋を登録しておけば、PCがロックされた状態から、指でサッと触れるだけでスピーディなログインができる。内蔵のカメラもWindows Helloに対応しているので、登録した顔を画面に向けるだけでスムーズなログインも行える。
また、PCを物理的に固定して盗難を防止するワイヤーを装着するためのセキュリティロック・スロットも装備している。
セキュリティツール「ASUS Business Manager」を標準で導入しており、ハードウェア暗号鍵(TPM 2.0)による強固なセキュリティ保護を利用できる。ストレージの暗号化「Security Drive」やUSBメモリなどのアクセス制限を行う「Security Guard」、漏えい防止のためファイルを完全に消去する「File Shredder」など強力なセキュリティ機能を活用可能だ。
キーボードは6段のアイソレーションタイプだ。主要キーのキーピッチは約18.75mmとゆとりがあるが、右端のキーはかなり狭くなっているキーがある。加えて、Deleteキーと電源ボタンの配置はやや違和感があるところだ。特に、電源ボタンがミスタイプしやすい場所にあるだけでなく、長押ししなくともすぐに反応してしまう仕様でソフトウェアの調整で改善できるなら対応してもらいたい部分だ。
キーの入力感も良好で、キートップにはわずかなくぼみがあるため指がキートップに自然になじみ、スイッチの感触も反発が強すぎることなく安定している。長文入力時も快適に行え、疲れを感じにくい仕上がりだ。
入力音は静かで、配信時などにタイプ音が耳障りになるといったことはないだろう。防滴仕様で1000万回のキー入力テストを実施するなど、耐久性にも配慮しているのはうれしいところだ。
キーボード手前には、タッチパッドとクリックボタンを一体化したマルチタッチ・パッドを搭載する。ゆったりとしたサイズで滑りも良好だ。Windows 10標準のジェスチャー機能も快適に扱える。
マルチタッチ・パッド上に、LEDでテンキーが浮かび上がる「NumberPad 2.0」を装備する。パッドの右端にあるオン/オフボタンの反応も絶妙に調整されていて、誤操作の不安なく、テンポよくパッド機能とテンキー機能を使い分けられる。パッド左上にあるマークをスワイプすることで電卓を起動できるので、ちょっとした際に役立つ。
最後に、ベンチマークテストで本製品の性能を確認する。
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