先週の新製品で目立っていたのは、Intelの小型ベアボーン「Intel NUC 11 Extreme Kit」だ。価格は15万円前後となる。
Intel NUC 11 Extreme Kitは、第11世代Core iシリーズに属する単体未発売の8コア16スレッドのCPU「Core i9-11900KB」を内蔵するゲーミングNUCだ。2021年4月には同じゲーミングNUCとしてCore i7-1165G7とGeForce RTX 2060を組み込んだ「Intel NUC 11 Enthusiast Kit」が売り出されているが、今回のモデルは外付けグラフィックスカードを自ら選べる仕様となっている。
拡張カードは、PCIe 4.0接続で最長30.48cm(12インチ)の2スロット厚まで対応する。M.2はPCIe 4.0接続が1基とPCIe 3.0接続が2基あり、メモリはDDR4 SO-DIMMスロットを2スロット用意する。ボディーサイズは約120(幅)×357(奥行き)×216(高さ)mmだ。
週末を待たずに売り切れとなるショップが多く、反響は上々な様子だ。パソコンSHOPアークは「できるだけコンパクトでグラフィックスカードの性能に妥協しない構成を求めるなら、ぜいたくでなかなかいい仕様ですからね」と評価していた。
なお、オリオスペックはIntel NUC 11 Extreme Kitを使ったオリジナルのワークステーションモデル「CreateON WS 11 COMPACT」を売り出している。グラフィックスカードに「NVIDIA T400」、ストレージにSamsungの250GB SSD「980 Pro」、16GBメモリを組み込んだ基本構成の価格は19万6900円(OSなし)となる。
同店は「ゲーミング用途以外でも活躍できる仕様ですからね。ワークステーションやお仕事に使うために、ドクロはカバーで隠せるようにもしているので、安心してお選びください」と笑顔でアピールしていた。
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