液晶ディスプレイは、16型で2560×1600ピクセル(WQXGA)の高解像度に対応する。2560×1440ピクセルよりも少し縦のピクセル数が多く、より多くの情報を表示できる。
リフレッシュレートは最大165Hz、応答速度も3msと速く、動画やゲームの動きを滑らかに表示することが可能だ。
オープンワールド系などグラフィックスの美しいゲームをワンランク上の高解像度で楽しめるだけでなく、格闘ゲームやfpsなど、高フレームレート/高リフレッシュレートが重要なeスポーツ系タイトルもしっかりと楽しめる。
さらにDCI-P3を100%カバーする広色域をサポート。正確な色を再現できることの裏付けであるPANTONE認証も取得している。Dolby Visionの基準も満たしており、Dolby Vision/HDR対応コンテンツを臨場感高く表現でき、画面占有率約94%の超狭額縁デザインのため、コンテンツへの没入感も高い。
Dolby Atmos対応の6スピーカーを内蔵するのもトピックだ。キーボード左右のツイーターが2W×2、底面手前側には1W×4のウーファーを搭載しており、ノートPCとしては迫力のある低音をクリアに再生できる。オーディオジャックからのサウンド出力もハイレゾ対応と、エンターテイメントをとことん楽しめる環境が整っている。
ベンチマークテストの結果を見よう。評価機は、CPUがCore i7-11800H、メモリが16GB(DDR4-3200デュアルチャンネル)、GPUがGeForce RTX 3070 Laptop(グラフィックスメモリは8GB)、ストレージがSamsung PM9A1(1TB)、OSがWindows 10 Home 64bitという内容だ。
Armoury Crateで設定できるパフォーマンスモードは、デフォルトの「Performance」を基本に、一部で「Turbo」でも測定した。一部のテストでは、比較対象として筆者が2019年に購入した旧世代ゲーミングノートPCのスコアも掲載する。
マルチスレッド性能の目安になるCINEBENCH R23のスコアは12394ptsだ。Core i7-11800Hとして標準的なスコアであり、Ryzen 7 5800Hに匹敵するスコアでもある。比較対象のCore i7-9750H(6340pts)と比べると1.95倍にも上る。掲載は割愛したがTurboモードでもスコアはほぼ同じだった。
3D描画性能は、GeForce RTX 3070としては低めだが、それでもWQXGA/WQHD解像度のゲームを快適にプレイするには十分なスコアが出ている。Turboモード時は3種類のテスト全てでスコアが良くなり、Time Spyでは約12%のスコア向上が見られた。
最後に、ボディーの発熱や動作音をチェックする。
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