私を誰だと思っているのだ? ASUS JAPANの「機動戦士ガンダム」コラボゲーミング液晶を試して分かったことモビルスーツの性能の違いはどうだ!?(1/6 ページ)

» 2021年08月27日 12時00分 公開
[雪城あさぎITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 ASUS JAPANが4月9日に発売した「機動戦士ガンダム」とコラボしたゲーミング液晶ディスプレイ「ROG Strix XG279Q-G GUNDAM EDITION」(以下、GUNDAM EDITION)と「TUF Gaming VG279AQGL1A ZAKU II EDITION」(以下、ZAKU II EDITION)。どちらもサイズは27型で、最大リフレッシュレートは170Hz、画面解像度は2560×1440ピクセルのWQHDと共通だ。

ガンダムコラボディスプレイ 左が「ROG Strix XG279Q-G GUNDAM EDITION」、右が「TUF Gaming VG279AQGL1A ZAKU II EDITION」

 ASUS JAPANの直販サイト「ASUS Store」での販売価格は、税込みでGUNDAM EDITIONが7万1820円、ZAKU II EDITIONが4万9320円となっている。両モデルのベースとなる液晶ディスプレイ「ROG Strix XG279Q」と「TUF Gaming VG27AQ1A」を比べると、いずれも4500円高いが、外装のカラーやマーキングを「ガンダム」「ザクII」仕様に変更したファンアイテムだ。

 今回は両製品の何がスペシャルなのか、実際にゲームで遊んだ際の遊び心地を含めて確かめてみよう。

ガンダムコラボディスプレイ ASUS JAPANの特設サイト。液晶ディスプレイだけでなく、PCケースやグラフィックスカード、マザーボードなどのスペシャルモデルが用意された

「ガンダムらしさ」を感じさせるトリコロール

 まずはGUNDAM EDITIONから見ていこう。

 外装は白をメインカラーにして、スタンドのトップに赤と黄色の「地球連邦軍」のマークが配置されている。スタンドとディスプレイ本体の接続部やスタンドの中央は青で、ガンダムを構成するトリコロールカラーを再現している。胸部などに使われている濃い黄色は、背面の5方向スティックに使用されている。

ガンダムコラボディスプレイ GUNDAM EDITIONの背面。スタンド下部にケーブルを通す穴が用意されている

 本体前面の両端にはガンダムの型式番号「RX-78-2」と「GUNDAM」の文字、背面にはTVアニメ「機動戦士ガンダム」のロゴが印字されている。調べてみると、ロゴの「G」の間に日本では「ガンダム」が配置されるのに対して、英語版では「MOBILE SUIT」が入るそうだ。同じく背面にはガンダムが属する「地球連邦宇宙軍」の英語表記「EARTH FEDERATION SPACE FORCE」、スタンド背面に略称の「E.F.S.F.」がマーキングされている。

ガンダムコラボディスプレイ スティックのそばにロゴが用意されている

 他の仕様は、通常のROG Strixシリーズのゲーミングディスプレイと同じだ。大きく配置された「ROG」のロゴはPCに接続すると発光し、同時にスタンドの底部からも赤いLEDが発光する。底部の発光を影絵のように見せるスタンドのキャップ(アクリル LED ライトカバー)が付属し、キャップの成形色は赤色でガンダムのつま先をイメージさせる。影を作る部分はROGのロゴで、造形の細かいものと通常のもので2種類付属する。

ガンダムコラボディスプレイ スタンド底部にライトカバーをはめた状態で通電すると、影絵がデスク上に浮かび上がる
ガンダムコラボディスプレイ キャップと影絵部分は取り外し可能で、はめ込む部分は「▼」マークを合わせる

 ボディーサイズは、スタンド込みで約611(幅)×270(奥行き)×422〜542(高さ)mmで、画面部分のサイズは約596.74(幅)×335.66(高さ)mmだ。ベゼル幅は上と左右が約5mm、下部が約25mmと狭く、左右や上部に手持ちのディスプレイを並べても画面の一体感を得られやすい。

 位置調整は、120mmの範囲で高さ調整と左右各40度のスイベル、−5度から20度のチルトに加え、時計回りに90度のピボット機能もあり、自由度はかなり高い。富士通などが示している「デスクトップPC使用時に最適な姿勢」とされる、目線に対して水平より下に画面を設置するのも容易だろう。

 背面にあるリング状のカバーを、ドライバーなどを差し込んでスタンドを外すことで、100mm四方のVESAマウントが露出するため、アームなどで固定することも可能だ。

ガンダムコラボディスプレイ 高さを最大、チルトを20度まで傾けた状態(画像=左)、高さを最低、チルトを−5度に傾けた状態(画像=右)。柔軟な調整が可能で、保持力も強い

 スタンドはカメラの三脚のように点で支える形で、足元の占有サイズは約500(幅)×300(奥行き)mmある。スタンド底部の発光を見せるための構造とは思うが、奥へ向かう脚の出っ張る部分が長く、設置面積が必要になる。

 筆者が普段作業している奥行き60cm弱のデスクにキーボードや卓上ライトを置いているのだが、ここにGUNDAM EDITIONを載せると画面が近くなるなどして置き場所に少々困った。

 重量はディスプレイ部分が約4kg、スタンド込みで約7.2kgある。少々重めだが軽い配置換えなどで苦労するほどの重さではなく、デスクに置いた状態ではぐらつきにくく安定感がある。

 実際に本体をデスクに置いて見回してみると、筆者の黒ばかりのゲーミングデバイスの中で特徴的な白と青の本製品が映える。マーキングやガンダムらしいカラー構成が背面に寄っていて、利用者側から見えないのは少々残念だが、スタンド中央のメタリックな青やガンダムの型式番号などが目に入り、ちょっとしたスペシャル感がある。

ガンダムコラボディスプレイ 前面はデスクに映るライトを除いて全て白だ。27型でWQHDという解像度とのバランスも良い

 次に、ZAKU II EDITIONを見ていこう。

       1|2|3|4|5|6 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

最新トピックスPR

過去記事カレンダー