先週のマザーボード売り場では、ASUSTeKのIntel Z590チップセット搭載マザーボードが複数目立っていた。
ROGシリーズのウルトラハイエンドと言えるのが「ROG MAXIMUS XIII EXTREME GLACIAL」だ。EK Water Blocksとコラボレーションした水枕を採用し、CPUやVRM、チップセット、M.2スロットなどをひとまとめに冷却できる。価格は18万円前後だ(税込み、以下同)。
TSUKUMO eX.は「仕様的にも1週前に出た『ROG MAXIMUS XIII EXTREME』の水冷版といった存在ですね。11万円のマザーにEKの水冷ブロックを加えたら、まあこれくらいの価格になるのかなと。25万円超の『Z590 AORUS XTREME WATERFORCE』もあって、感覚がマヒしてきたのかも」と苦笑していた。
オーバークロック特化のモデルでは「ROG MAXIMUS XIII APEX」が登場している。価格は6万4000円前後だ。基板上に再起動用のリトライボタン、スローモードなどに切り替えるスイッチ、起動時のステータスを示す4つのLEDや液体窒素(LN2)モード用ジャンパーなどを備え、メモリスロットは2基となる。
オリオスペックは「Core i9-11900Kなどのオーバークロックに重宝しそうです。第11世代Core iのオーバークロックを盛り上げるカンフル剤的な存在になってくれたらいいですね」と評価していた。
また、機動戦士ガンダムのコラボシリーズに属する「Z590 WIFI GUNDAM EDITION」も注目を集めている。同シリーズは2月下旬から複数ジャンルのパーツや周辺機器で展開しており、当時はIntel系マザーとして「Z490(WI-FI)GUNDAM EDITION」が発売されていた。新チップセットが登場して後継モデルが登場した形だ。価格は3万7000円前後となっている。
ドスパラ秋葉原本店は「人気のコラボシリーズですし、これを機にPCを組み立てるという人が増えるといいですね。グラフィックスカードの入手性は相変わらず厳しいですが……」と話していた。実際、新マザーの投入と同時に「ROG STRIX GeForce RTX 3080 GUNDAM EDITION」の再入荷も一部で確認されたが、やはりどこでも売り切れとなっている。
続いて、グラフィックスカードの新モデルを見ていこう。
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