新「MacBook Pro」で一層際立つApple独自チップの価値 M1 Pro・Maxだけではない全面アップデートも注目:本田雅一のクロスオーバーデジタル(1/4 ページ)

» 2021年10月19日 11時00分 公開
[本田雅一,ITmedia]

 Appleは年末商戦向け製品発表イベントの第2弾を開催。「AirPods」の第3世代モデルとApple Musicの低価格な新プランである「Voice Plan」、「HomePod mini」のカラーバリエーションに加え、新しい「MacBook Pro」を発表した。

MacBook Pro ボディーも中身も生まれ変わった「MacBook Pro」の新モデル。14インチと16インチから選べる

 主役はMacBook Proだが、それ以上に搭載されたApple独自設計の新しいSoC(System on a Chip)である「M1 Pro」「M1 Max」が際立っていた。一つ一つのスペックを紹介すると冗長になってしまうほどの半導体リソースが投入されていたからだ。

 実機についてのレビュー、また新しいSoCに関する掘り下げた取材は今後進めていくが、まずは発表内容から新しいMacBook Proについて掘り下げていこう。

本当の意味で「Pro」になったMacBook Pro

 15インチから16インチへと大型のMacBook Proが更新されたのは2年近く前のことだが、当時のメモには「やっとMacBook Proが“Pro”になった」と記してあった。16インチMacBook Proはその後、Radeon Pro 5600M搭載モデルを追加するなど、マルチコアのCPU、GPUによるパフォーマンスが必要なユーザーに対してアップデートを提供してきた。

 とはいえ、AppleがMacBook Proに搭載するために選べるコンポーネントには限りがある。製品のサイズや薄さなども考えると、そこには自ずと限界もある。また13インチMacBook Proに至っては、長らく「Pro」といえそうなメディア処理のパフォーマンスが提供できずにいた。

 そして13インチMacBook Proの小型モデルとMacBook AirがM1搭載機になると、Proとは名ばかりのラインアップになっていたことは否めない(もっとも、それはAppleだけの責任ともいえないが)。

 しかし今回、Appleが新SoCのM1 ProとM1 Maxを開発し、さらには13.3型あらため14.2型と16.2型の両モデルで同じSoCを搭載することが可能になって、本当の意味でプロクリエイターが求めるパフォーマンスを満たし、プロクリエイター向けの最新機能を備えるアプリケーションが快速に動く「Proモデル」になった。

M1 Pro・M1 Max 新MacBook Proが搭載するApple独自Socの「M1 Pro」と「M1 Max」

 純粋にサイズと重さでMacBook Proを選べるようになったというわけだ。言い換えれば、MacBook ProとMacBook Airの差異化が明確になった。プロのクリエイターでないならば、MacBook Airで十分というAppleのメッセージと受けとることもできるだろう。

Mac Apple独自SoC搭載のMacラインアップ。今回新たに加わった14インチと16インチのMacBook ProはM1 ProとM1 Maxを搭載することで、プロ向けにパフォーマンスを大きく強化した
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