スマホやスマートディスプレイで訪問者の応対ができる次世代ドアホン「Google Nest Doorbell」を使って分かったこと【活用編】:山口真弘のスマートスピーカー暮らし(2/3 ページ)

» 2021年10月28日 12時00分 公開
[山口真弘,ITmedia]

「Google Nest Hub」と組み合わせてTVドアホンとしての運用が可能

 以上はスマホでの応対手順だが、さらにスマートディスプレイ「Google Nest Hub」を所有している場合、ドアベルが押されると、カメラの捉えた訪問者の映像へと画面が切り替わり、タップしての応答が可能になる。

 できる操作はスマホアプリとほぼ同一だが、通知をタップしなければ表示されないスマホアプリと違って、Google Nest Hubの場合は自動的に表示される点が異なっている。TVドアホンで、ボタンが押された瞬間にモニターがオンになるのと同様の使い勝手だ。

Google Nest Doorbell Google Nest Hubがあると、ドアベルが鳴らされるのと連動して自動的に画面がポップアップする。ちなみに、タイムラグは今回の試用環境では3秒前後だった
Google Nest Doorbell 「話す」ボタンを押すことで、マイクを通じて訪問者と会話できる
Google Nest Doorbell スマホアプリと同じく、クイック応答機能も利用できる。読み上げは日本語で行われるが、この選択画面は現時点ではなぜか英語のままだ

 画面にどんな情報を表示していても、お構いなしでカメラの映像が表示されるのはギョッとするが、もしこれが全て手動だと、スマホで通知を受け取ってからGoogle Nest Hubに声をかけ、カメラの画面を呼び出す操作が必要になり、どんなに早くても10秒はかかるだろう。

 気の長くない訪問者であれば、それだけで立ち去ってしまう可能性もあるわけで、ドアベルの挙動としてはこれが正解だろう。

 ちなみに、ドアベルのボタンが押されない場合でも、カメラの映像を確認することは可能だ。Google Nest Hubに向けて「(ドアベルの名前)を見せて」と呼び掛ければ、ボタンを押した際とほぼ同様の画面が表示されるので、それを見ながら、マイク経由で声をかけることができる。

 なお、Google Nest Hubの画面にカメラの映像を延々と表示させておけるGoogle Nest Camと異なり、本製品は一定時間が経過すると画面がオフになってしまう。バッテリーを節約する関係もあるのだろうが、ネットワークカメラとの性格の違いを感じる。

Google Nest Doorbell ドアベルが押されなくても、本製品のカメラの映像を見ることは可能だ。「ねぇGoogle、(ドアベルの名前)を見せて」と声をかければよい
Google Nest Doorbell カメラの映像が表示された。過去の履歴を見ることはできない

高度な解析機能を搭載 サブスク利用で訪問者を記録可能

 さて、ドアベルのカメラが捉えた映像については、以前紹介したGoogle Nest Camと同様に、高度な解析機能を利用できる。

 具体的には、被写体が人物なのか車両なのかといった被写体別の認識はもちろん、登録済みの人物であれば、名前も教えてくれる。これらの検出エリアは任意に指定できるので、例えばドアベルの視界の中に向かいの道路が映り込んでいて車が通るたびに通知される場合、訪問者が映り込むエリアだけを指定することが可能だ。

 さらに、直近3時間を超えるカメラの履歴は、サブスクリプションサービス「Google Nest Aware」を用いてクラウドに記録され、外出先から訪問者をチェックしたり、動画としてダウンロードしたりすることもできる。これらは基本的に、前回紹介したGoogle Nest Camと同様だ。

Google Nest Doorbell スマホアプリのホーム画面(左)。バッテリー残量や、デバイスのオン/オフなどの情報が表示される。設定画面(中央)は、前回紹介したGoogle Nest Camとほぼ同様だ。デバイス情報の画面(右)。Google Nest Hubが、ここの「自宅」と同じ範囲にあれば前述のような連携が行える
Google Nest Doorbell 通知画面。プッシュ通知のオン/オフなどを指定できる(左)。アクティビティーエリアを指定可能で、これらはGoogle Nest Camと同様だ(中央)。モーション検知は、人物や動物、車両に加えて、パッケージを検出できるのは本製品ならではの機能である(右)
Google Nest Doorbell ドアベルの設定(左)では、スマートスピーカーとの連携の有無などを指定する。動画の設定画面は、バッテリーの消費に大きく影響する(中央)。音声の設定(右)では、マイクを切っての運用も可能だが実用的ではないだろう

 Google Nest Hubと組み合わせるにあたって気をつけたいのは、通知のタイミングだ。Google Nest Hubで通知が行われるのはサイレントモードになっていない場合のみで、筆者のように常時サイレントモードで使っているユーザーにとっては少々不便だ。常時このドアベルが使えるよう、運用を見直さざるを得ない場合も出てくるだろう。

 また、同じネットワーク上に複数のGoogle Nest Hubがある場合は、TV通話機能で呼び出しを行った場合と同様、全てが呼び出されることになる。任意の1台だけが反応するようにするには、前述のサイレントモードを活用したり、あるいはGoogle Homeの設定で家を分けたりといった工夫をする必要になる。

 本製品は現状、特定の端末とだけペアリングするという概念がなく、Googleアカウントにひもづいたデバイス全てに通知を送る設定になっている(オン/オフも一括でしかできない)ので、これは回避できない。もう少し融通が利いてもいいかもしれない。

Google Nest Doorbell Google Nest Hubへの通知が行われるのは、サイレントモードが無効になっている場合のみとなる。常時サイレントモードにしている人は要注意だ

 最後に、ネットワークカメラのGoogle Nest Camとの違いをチェックする。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月25日 更新
  1. “置き場所に困る”大容量ポタ電の壁を打破! 冷蔵庫を3日動かすEcoFlow「DELTA Gen4」シリーズが日本上陸 (2026年10月23日)
  2. 若者向けのカラフルな新「Dell 14S」が日本上陸 11月1日まで4.5万円引きの14万9800円から (2026年10月22日)
  3. 「Galaxy Watch9」を1週間使って分かったこと Pixel Watchと比べた使い勝手は? (2026年10月23日)
  4. FCCLが「FMV Keyboard X」の一般販売を開始 ハイスペックマウス「FMV Mouse X」も同時発売 (2026年10月22日)
  5. 折りたたみ型から薄型まで! スマホやタブレットで“本気”の文字入力に使える持ち運び用キーボードを選ぶコツ (2026年10月23日)
  6. 「iPhone Duo」を1週間使って分かった、全部盛りではない“上質さ” 心地いい開閉ヒンジの内部を見るために“非破壊検査”してみた (2026年10月21日)
  7. 天空が12月25日に発売する「GPD WIN Max 3」国内正規版 実機に触れてきた (2026年10月23日)
  8. 約22万円の新型「Mac mini」で初めてのローカルAI体験 ストレージの価格高騰対策にピッタリかも (2026年10月20日)
  9. スマホは「バッグの中」から「外」へ AULUMUのスリングバッグ2種で移動時のプチストレスを解消した (2026年10月22日)
  10. PFUから33万円キーボード「HHKB Professional Elite」登場! 英語配列のみで有線特化の“原点回帰” 全世界300台限定 (2026年10月22日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー