プロナビ

PFUの真っ白な「HHKB Professional HYBRID Type-S 雪」を試す:雪を買って幸せになれる? なれない?(1/5 ページ)

» 2021年11月16日 12時00分 公開
[瓜生聖,ITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 PFUより、Happy Hacking Keyboard生誕25周年特別記念モデル「HHKB Professional HYBRID Type-S 雪」(以下HHKB-雪)が発売された。ベースとなるのは2019年12月に発売された現行モデル「HHKB Professional HYBRID Type-S」(以下HHKB HYBRID Type-S)だが、新雪を思わせる鮮やかな白色ボディーとキーは、HHKBファンの心をがっちりとわしづかみにしている。

 だが、HHKBと言えば60キーしかない(英語配列)のに3万円を超える高級キーボード。1キーあたり600円も出して後悔しないだろうか、それよりは112キー(日本語配列)で1キーあたり320円を切る「REALFORCE R3」の方がお得ではないだろうか、と迷う人もいるかもしれない。

 こういった計算の善しあしはともかくとして、HHKB Professional HYBRID Type-S 雪を買って幸せになれる人はどういうタイプの人かを、考えてみた。

HHKB Professional HYBRID Type-S 雪 Happy Hacking Keyboardの生誕25周年特別記念モデルとして用意された「HHKB Professional HYBRID Type-S 雪」。クリーム色ではない、純白のHHKBだ。サイズは約294(幅)×120(奥行き)×40(高さ)mm、重量は約550g(電池含まず、英語配列モデルは約540g)となる

PCは消耗品 キーボードは生涯使えるインタフェース

 2021年10月に発売されたHHKB-雪は、2019年12月発売のHHKB HYBRID Type-Sのバリエーションモデルとなる。両モデル間に機能/性能的な面の違いはないため、本稿ではHHKB HYBRID Type-Sの特徴も合わせて紹介しよう。

 HHKBは、カウボーイが馬が死んでも同じ鞍を使い続けるように、パソコンは買い換えてもキーボードは生涯使えるインタフェースであるべきだ、という思想のもと設計された。そのため、25年というHKKBの長い歴史の中でも本体に大幅な設計変更はない。だが、PCとのインタフェースや利用シーンの変化に追従すべく、数度のマイナーチェンジがあった。無線接続や静音対応などがそれだ。

 初めて無線接続に対応したHHKBシリーズは、2016年4月に発売された「HHKB Professional BT」(以下、HHKB BT)になる。このとき筆者は「Bluetooth搭載で『馬の鞍』は時代に追いついたか――Happy Hacking Keyboard Professional BTを試す」という記事を書いている。その中ではHHKB BTがBluetooth専用であり、USB接続できないこと、複数接続先の切り替えができないことを問題点として挙げた。

 これらは、2019年12月に発売された「Happy Hacking Keyboard Professional HYBRID」(以下、HHKB HYBRID)と「Happy Hacking Keyboard Professional HYBRID Type-S」(以下、HHKB HYBRID Type-S)で解消されている。

 HHKB HYBRID/HHKB HYBRID Type-Sでは最大4つのBluetooth(4.2)接続先を登録でき、USB接続と合わせて最大5台の機器を切り替えて使用できるようになった。また、HHKB HYBRID Type-SのType-SはSpeed(高速タイピング性)とSilent(静粛性)に優れたモデルであることを意味しており、タイプ音はかなりソフトになっている。

 だが、HHKB HYBRIDはPFUダイレクトでの販売価格が3万250円、HHKB HYBRID Type-Sは3万5200円(税込み、以下同様)と、3万超えの高級キーボードだ。奇しくもHappy Hacking Keyboardと比較されることの多いREALFORCEも20年目の新シリーズ、REALFORCE R3を発売したばかりである。購入の一助となるよう、3万超え高級キーボードの両雄を比較してみよう。

HHKB Professional HYBRID Type-S 雪 Happy Hacking Keyboard HYBRID Type-Sのパッケージ。当然白くなっている
HHKB Professional HYBRID Type-S 雪 パッケージの一覧。2本の単3形乾電池とキーリムーバー(抜き治具)、交換用キー(日本語配列はHHキー、英語配列はFnキー)が1つ入っている
HHKB Professional HYBRID Type-S 雪 25周年デザインのHHキー。英語配列ではFnキーが25周年デザインになっている
HHKB Professional HYBRID Type-S 雪 単三電池2本で動作する。アルカリタイプだと約3カ月の利用が可能だ
HHKB Professional HYBRID Type-S 雪 USB Type-Cポート(USB 2.0)は通信用/給電用として利用できる。反対側には電源/Bluetoothペアリングボタンがある
HHKB Professional HYBRID Type-S 雪 USBケーブルは付属しないため、別途用意する必要がある
HHKB Professional HYBRID Type-S 雪 底面にあるディップスイッチでWindowsとMacの切り替え、FnキーとCtrlキーの入れ替えなどを指定する

 次に、HHKBのキー数が生まれた理由を見ていく。

       1|2|3|4|5 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月25日 更新
  1. 定格1650Wの7.5万円電源&Noctuaファン採用の異常検知アダプターが登場! (2026年10月24日)
  2. 「Galaxy Watch9」を1週間使って分かったこと Pixel Watchと比べた使い勝手は? (2026年10月23日)
  3. “置き場所に困る”大容量ポタ電の壁を打破! 冷蔵庫を3日動かすEcoFlow「DELTA Gen4」シリーズが日本上陸 (2026年10月23日)
  4. 天空が12月25日に発売する「GPD WIN Max 3」国内正規版 実機に触れてきた (2026年10月23日)
  5. FCCLが「FMV Keyboard X」の一般販売を開始 ハイスペックマウス「FMV Mouse X」も同時発売 (2026年10月22日)
  6. 約22万円の新型「Mac mini」で初めてのローカルAI体験 ストレージの価格高騰対策にピッタリかも (2026年10月20日)
  7. エイサー、Ryzen 3/5を搭載したコンパクトデスクトップPC Amazon専売モデルも用意 (2026年10月23日)
  8. 折りたたみ型から薄型まで! スマホやタブレットで“本気”の文字入力に使える持ち運び用キーボードを選ぶコツ (2026年10月23日)
  9. Anthropicが常時稼働するエージェント「Claude Duet」を発表/AMDとIntelが協業 PyTorchのx86 CPU最適化を「oneDNN」に一本化 (2026年10月25日)
  10. 「iPhone Duo」を1週間使って分かった、全部盛りではない“上質さ” 心地いい開閉ヒンジの内部を見るために“非破壊検査”してみた (2026年10月21日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー