2021年11月17日(現地時間)、米Microsoftは「Office 2013」と「Skype for Business 2015」のサポートを2023年4月11日で終了すると予告した。この期限を過ぎると、Microsoftはセキュリティパッチも不具合修正プログラムも提供せず、サポートも受け付けないとしており、まだ当該バージョンを使用しているユーザーには、Microsoft 365サブスクリプションへの移行を促している。
また、PCをインターネットに接続しない場合や、機能更新が発生すると互換性の問題が生じて困るような場合は、Microsoft OfficeのLong Term Servicing Channel(LTSC)を利用するように勧めている。Office LTSCの現行バージョンは「2021」で、2021年9月の発売時点から5年間のサポートが付く。5年の間、発売時点の状態を維持し、機能更新や新機能追加は起こらない。
さらにMicrosoftは、2023年4月11日で「Exchange Server 2013」「Project Server 2013」「SharePoint 2013」など、サーバ製品6製品のサポートも終了する。終了後はセキュリティパッチや不具合修正プログラムの提供も止まり、サポートも受けられなくなる。
永続ライセンス版「Microsoft Office 2021」が登場 米国では10月5日に発売
買い切り版「Microsoft Office 2021」発売 どうやって買う? どんなライセンスがある?
Office 2021と日本市場 永続とクラウドのはざまで
ネットで否定派が目立っても、PCに「Office」がバンドルされ続ける理由
Microsoftが「Office 2019」よりも「Office 365」をプッシュする理由Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.