ここからは、ベンチマークテストの結果を掲載する。CPUはCore i7-11370H、グラフィックス機能はNVIDIA GeForce RTX 3050 Laptop(4GB)、メモリは16GB、ストレージはNMVe SSD(PCIe 3.0 x4)、OSはWindows 11 Homeといった内容だ。
MyASUSで設定できるモードは「スタンダード」を基本に、一部「パフォーマンス」でも行っている。参考として、同時に発表された「Vivobook Pro 14 OLED」(M3401QA/スタンダードモード)で計測したスコアも掲載した。
CINEBENCH R23のCPUスコアは5756ptsだ。パフォーマンスモードでは6778ptsに上がる。それでもRyzen 9 5900HX搭載のVivobook Pro 14 OLEDと比べると大幅に見劣る。4コア8スレッドのCPUだけに馬力でかなわないのは仕方がないところだが、実際のアプリを使ってシステム全体の性能を測定するPCMark 10では、クリエイティブ系アプリを使うDigital Content Creationでの優位が効いて総合スコアでも勝っている他、3D描画系テストでも圧勝している。マルチなジャンルで活用できるバランスの良い性能を発揮できているといえる。
GeForce RTX 3050 Laptopの3D描画性能の水準について注目すると、3DMark/Time SpyのGraphicsスコアからするとGeForce GTX 1650 TiとGeForce GTX 1660 Tiの中間くらいで、デスクトップPC向けでいえばGeForce GTX 1060(6GB)くらいに相当する。たいていのゲームは実用的な画質で楽しめるだろう。なお、DXR(DirectX Raytracing)対応の3DMark/Port Royalは「要件を満たさない」との表示が出てスコアも低調だった。
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