ここからは、各種ベンチマークテストでAYA NEO 2021の性能を測っていこう。まずはストレージだが、CrystalDiskInfoによると評価機にはウエスタンデジタルのSSD「PC SN530 NVMe SSD」(1TB)が搭載されていた。
PCI Express Gen 3対応のNVMe SSDで、シーケンシャルリードは毎秒2400MB、同ライト毎秒1950MBだ。実際にCrystalDiskMarkのテスト結果とも合致し、性能通りのスコアが出ていることが分かる。
続いて、PC全体の性能を測る「PCMark 10」と、3D性能をテストする「3DMark」でのスコアだ。結果を見ると分かるが、CPU内蔵のGPUを使うシステムとしては標準的な値と言える。
AYA NEO 2021はキーボードがない上に画面が小さいが、別途キーボードやマウスを取り付け、外部ディスプレイに出力すれば、ビジネスマシンとしても十分に活用できる値だ。
3DMarkのスコアを見ると、ディスクリートGPUを搭載するPCに比べると値は落ちるが、負荷が軽めの「Fire Strike」であればそれなりに動いており、3Dゲームが全くできないというわけではない。この辺りはIntelのIris Xe Graphicsに一歩譲る形ではある。
次に、実際のゲームタイトルベースのベンチマークテストで測定した結果だ。利用したのは「ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレ ベンチマーク」と「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」の2つだ。
まずはファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレ ベンチマークだが、前バージョンの「漆黒のヴィランズ」から変わって負荷が高めになり、それなりのマシン性能を要求するようになった。このため最高品質と高品質(ノートPC)で「普通」、標準品質(ノートPC)で「やや快適」という結果となった。いずれにしても「ファイナルファンタジーXIV」クラスの3Dゲームであれば十分に遊べそうだ。
続いては、かなり重めのベンチマークテストとなるFINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマークを走らせた。結果は軽量品質であれば「普通」という判定なので何とか動く形ではある。しかし画質を上げると、標準品質で「重い」、高品質では「動作困難」という判定になった。Radeon Graphicsでは力不足といったところだ。
実際にゲームをプレイして、フレームレートをチェックしよう。
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