では本体正面のボタン類を見ていこう。アナログスティックや十字キー、ABXYボタンはXbox One ワイヤレスコントローラーに準じた配置だ。液晶ディスプレイの左側に「H」の文字が刻印されているボタンを押すと、Xbox Game Barが表示される。こちら側にはビューボタンとメニューボタンがあり、一番左にあるボタンは「AYA NEO Founder Edition」の「LEDイルミネーションボタン」だが、こちらは機能していない。
一方の右側にある「WIN」はWindowsキー、「ESC」はEscキーとして動作する。「TM」ボタンを押すとタスクマネージャーが起動し、「KB」は先ほども述べた通りスクリーンキーボードが表示される。
本体上部にはRB/RT、LB/LTのトリガーボタンが左右に用意されている。この面に電源ボタンと音量調整ボタン、2基のUSB 3.2 Gen 2 Type-Cポートが並ぶ。写真向かって左側はUSB Power DeliveryとDisplayPort Alternate Modeに対応し、本体底面のUSB Type-Cポートと同様に電源入力/映像出力に対応する。
吸気は本体背面で行い、上部に排気される仕組みだ。ゲームをプレイしていると本体左下が熱くなり、冷却ファンも回るわけだが、プレイ中でもそれほどうるさく感じることはなかった。
本体上部には左から排気口、USB Type-Cポート(USB Power Delivery/DisplayPort Alternate Mode対応)、USB Type-Cポート、3.5mmオーディオジャック、音量調節ボタン、電源ボタンが並ぶ評価機の実測重量は651g、ACアダプターの重量はケーブル含めて約164gなので、持ち運びには問題ない。ただしケーブルの長さが約105cmと短く、後述するようにそれほどバッテリーの持ちがよくないので、外出するにはACアダプターが必須だ。別途長めのケーブルを用意するか、ポータブルバッテリーなどを活用したい。
AYA NEO 2021には専用のユーティリティーとして「AYA Space」が用意され、公式サイトからダウンロードできる。これを使うとCPUの使用率や温度、メモリ使用量、ファンの回転数といったデータが分かり、TDPを変更することも可能だ。インストール直後は英語メニューだが、日本語も用意されており、言語を変更できる。ゲームランチャーも用意されているので、こちらを使ってゲームを管理してもよいだろう。
このAYA Spaceを導入すると、KBボタンがAYA Spaceの起動に割り当てられ、AYA Spaceが起動しているときに押すとデスクトップに、そこから長押しするとAYA Spaceに戻る。また、AYA Spaceはまだβ版のため不具合があるようで、操作中にいきなり落ちたり、インストールした直後にWi-FiやBluetoothが使えなくなったりするという現象も起きた。
デバイスマネージャーを見るとUSBコントローラーに「!」マークが出ていて、ドライバの更新をしても直らず、数回再起動したら直った。正式版のリリースが待ち望まれるところだ。
では、ベンチマークテストでAYA NEO 2021の実力を見ていこう。
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