2021年のアキバ自作街は「品薄」に悩んだアキバ2021年まとめ【後編】(1/4 ページ)

» 2021年12月30日 16時00分 公開
[古田雄介ITmedia]

 2021年はCPUとマザーボードのトレンドが大きく動いた1年だった。前編に続き、後編もアキバの変遷を時系列で振り返っていく。

3月に第11世代Coreが登場! 覇権を握るRyzen 5000は品薄に苦しむ

 2021年に入って目立っていたのは、AMD「Ryzen 5000」シリーズの枯渇ぶりだ。2020年11月の発売時から人気と供給不足による品薄傾向が続いており、2月に入ってもモデル単位で入荷しては1日も待たずに完売するといった光景が繰り返された。

 この時期、入手困難なパーツといえば、どこのショップに尋ねても、このRyzen 5000シリーズと、マイニングブームにより枯渇していたGeForce RTX 3080搭載グラフィックスカードが挙げられた。

TSUKUMO eX. Ryzen 1月8日のTSUKUMO eX.で撮影したRyzen価格表。5000番代は売り切れが当たり前だった
パソコン工房 秋葉原BUYMORE店 2月26日のパソコン工房 秋葉原BUYMORE店。「お一人様1点まで!!」の注意書きが見える

 あまりの品薄ぶりで、3月には複数のショップでCPUシェアの逆転が起きるほどだったが、4月に入るとようやく供給が安定するようになる。枯渇具合が深刻化するグラフィックスカードを尻目に、再び主力プラットフォームとしての地位を固めた。

 なお、3月末には64コア128スレッドの「Ryzen Threadripper PRO 3995WX」を初めとした「3000WX」シリーズが登場し、ワークステーション向けの分野でもインパクトを残している。

Ryzen Threadripper PRO 3000WX Ryzen Threadripper PRO 3000WXシリーズの発売を知らせるパソコンSHOPアークのチラシ。3月26日撮影
Ryzen Threadripper PRO 3000WX Ryzen Threadripper PRO 3000WXシリーズ。最上位は71万3000円前後する。同日同店で撮影

 一方のIntelは3月末に「第11世代Core i」シリーズを投入している。2月中旬に対応するZ590マザーとB560マザーが店頭に並び、後はCPUを待つのみという流れで登場したが、Ryzen 5000シリーズの潤沢化と重なったことにより、シェア争いで優位に立つことはできなかった。3月末の時点で「Ryzen 5000が長らく枯渇していますが、それでもAMDが優勢です。3000番代も含めて8:2で圧倒しています」(あるショップ)との評を聞いている。

第11世代Core 旧正月前に滑り込みで登場したIntel Z590チップセット搭載マザーボード。パソコン工房 秋葉原BUYMORE店で2月12日に撮影
第11世代Core 3月30日に登場した第11世代Core iシリーズの価格表。パソコンSHOPアークで4月2日に撮影
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