本製品には、65W仕様のACアダプターが付属している。ケーブル込みでの重量は約233gと小型軽量で、持ち運びは苦にならない。公称のバッテリー駆動時間は約10時間だ(JEITAバッテリ動作時間測定法 Ver.2.0)。
画面輝度を最大にしてPCMark 10/Modern Office Battery Lifeを実行したところ、バッテリー残量が5%で約8時間30分動作した。ちなみに、画面輝度を50%に下げると+1時間程度は動作時間が増える。実利用をシミュレーションしたテストで、これだけの駆動が可能なら、ほぼ1日のビジネスタイムはACアダプター不要で対応できるだろう。
発熱の処理も非常に優秀で、パームレストなど手の触れる部分はシステムに高負荷をかけても熱くならない。動作モードをパフォーマンスモードにすると負荷に敏感に反応して風切り音が耳障りに感じるが、エンターテイメントモードでの一般的なビジネス作業程度であれば気にならない。
高性能なRyzen 5 4600Hを中心にしたシステムは、パフォーマンスは言うまでもなく、バッテリーの駆動時間、放熱設計、使い勝手ともに優秀な結果を残した。
価格を最優先するのであれば、SSD容量を256GB、メモリを8GBにした「mouse X4-R5-L」だと、冬の感謝セール中(2022年2月2日午前10時59分まで)ならば10万円を切る9万8780円で販売中だ。ただ少しでもPCを快適に使いたいのであれば、やはりメモリは最低でも16GBは必要となる。mouse X4-R5-Lを16GBにすると10万7470円、本製品なら11万6270円となるので、これらをベースにぜひ検討をして欲しい。
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