キーボードは主要キーのキーピッチが約18mm、キーストロークは約1.4mmあり、キートップに軽いへこみがつけられているので指を置きやすい。スペースバーも幅が約90mmと長く、タッチパッドも約116.5(幅)×72.5mm(奥行き)あり、OS標準のジェスチャー機能もスムーズにこなせる。左上部分をダブルタップすると、タッチパッドをオフに切り替えられるのも地味ながら便利だ。
ディスプレイの上部には、100万画素のWebカメラとIRカメラ、アレイマイクを内蔵する。Windows Helloに対応しており、一度顔を登録しておけば、ロックされた状態からスピーディーなログインが行える。
有線LAN端子の標準装備を含め、ハイブリッドワーク環境では万全の体制が整っていると言えよう。
評価機のOSはWindows 10 Home 64bitだったが、BTOではWindows 10 Pro 64bit(+6380円)にも変更可能だ。いずれもWindows 11への無償アップグレードに対応しており、準備ができるとWindows Updateに「ダウンロードしてインストール」ボタンが表示され、すぐに更新が行える。指示に従ってファイルをダウンロードして再起動を行うだけで、あっさりと更新作業は完了する。
ただし、適応時期はモデルによって異なっており、まだこのボタンが表示されない場合もある。その際は、「Windows 11 インストール アシスタント」をダウンロードして導入して実行しよう。そこから「PC正常性チェック アプリ」をインストールしてWindows 11の要件を満たしていることを確認すると、Windows 11 インストール アシスタントにインストールのボタンが現れてWindows 11を導入できるようになる。
ここでいきなりWindows 11にアップグレードしても、Windows 10に戻すことは可能ではあるのだが、事前に回復ドライブを作成してからアップグレード作業に取り組むことをお勧めする。必ずしも全てのモデルがWindows 10に回復できるとは限らず、万全を期しておく方が無難だ。
次に、Windows 10環境とアップグレードしたWindows 11環境それぞれで、ベンチマークテストを行った。
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