ここからは、ベンチマークテストの結果を見てみよう。さまざまなテストにおいて、Windows 10とアップグレードしたWindows 11でのスコアに差はあるのか、パフォーマンスは十分なのかをチェックする。
ユーティリティーの「Control Center」で動作モードが選べたため、標準の「エンターテイメント」(基本設定)で計測している。
以下にWindows 10とWindows 11のテスト結果を並べているが、いずれも有意なスコア差は見られず、モバイルPCとしては非常に優秀なスコアを記録しているのが分かる。特にマルチスレッド性能は高く、アドビのLightroom ClassicやPremiere Proといったクリエイティブアプリもスムーズに動く。
シングルスレッドの性能を測るCINEBENCH R23のCPUシングルコアや、3Dの描画性能を計測するテストでは、Core i7-1165Gなどの第11世代Core(開発コード名:Tiger Lake)におよばない部分もあるが、モバイルPCとして通常のビジネスシーンの利用で不満を覚えることは少ないだろう。
実際のゲームタイトルベースのベンチマークテストも見ていこう。利用したのは「ファイナルファンタジーXIV:漆黒のヴィランズ/暁月のフィナーレ ベンチマーク」と、「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」の3つだ。
漆黒のヴィランズ ベンチマークでは、1920×1080ピクセル/最高品質では「やや快適」となり、それ以外は「快適」だった。暁月のフィナーレは1920×1080ピクセル/高品質(ノートPC)では「設定変更を推奨」となったが、標準品質(ノートPC)では「普通」、FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITIONでは1280×720ピクセル/軽量品質で「普通」となり、比較的処理の重いゲームタイトルでも、解像度など映像設定を調整することでプレイできそうだ。
最後に、バッテリーの駆動時間を見ていこう。
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