以上ざっと見てきたが、本製品ならではの突出した機能はなく、全体的に手堅い設計だ。その中でも、やはりボディーの軽さは大きな武器となる。据え置きで使うよりも、むしろ外出先に積極的に持ち出して使うことに向いた製品と言える。
そうした意味では、カバー兼用のスタンドの実用性がいまひとつなのは残念だが、これらは他社製品も同様の課題を抱えており、本製品だけのマイナスというわけではない。
14型のモバイルディスプレイは、もともと選択肢が少ないことに加えて、パススルー充電対応/ハブ搭載など機能の豊富な製品ばかりで、そのぶん価格も割高だ。本製品はその中にあって、無難な設計ながらリーブナブルな選択肢という意味で面白い。
現段階では発売後間もないこともあって実売価格は税込み3万2800円前後とやや高く、15.6型モデルを上回っているのだが、従来モデルと同じく3万円を割れば、もともと種類が少ない14型の中では、手頃な価格で定番となる可能性もありそうだ。
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