デル・テクノロジーズ(デル)の「C1422H」は、14型のモバイルディスプレイだ。同社初のモバイルディスプレイとなる本製品は、左右に1基ずつのUSB Type-Cポートを搭載するデュアルポート構成で、さらにパススルー充電にも対応するなど、ノートPCとの組み合わせで真価を発揮する製品だ。
今回、メーカーから機材を借用できたので、レビューをお届けする。
まずは基本的な仕様をチェックしておこう。画面サイズは14型で、解像度はフルHD(1920×1080ドット)だ。IPS方式のパネルを採用しており、応答速度は6ms、輝度は300ニト、コントラスト比は700:1、視野角は上下/左右ともに178度となっている。パネル表面は非光沢だ。
接続方法はUSB Type-Cのみとなり、HDMI接続には非対応でタッチ操作もサポートしない。スピーカーやイヤフォンジャックを始めとした音声出力系の機能も省かれているなど、全体的に割り切りが目立つ。全部入りではなく、本当に必要なミニマムな機能を求めるユーザー向けの製品だ。
ボディーは折りたたみ式のスタンドと一体化した形状で、10〜90度までの角度を無段階で調整できる。縦向き設置にも対応するとされているが、その場合はこのスタンドが使えないので、別途タブレット用のスタンドなどを用意する必要があり、背面に折りたたんだスタンドが邪魔になる。実質的には横向き専用と考えた方がよいだろう。
重量は公称で約590g、実測で605gと、スタンドが一体になったタイプであることを考えると非常に軽量だ。実際に持ち歩く場合は、これに付属のスリーブケースの重量が加算されるが、それを足しても重量は実測682gに過ぎない。軽さを求めるニーズには最適だろう。
HDMI接続には対応しないことから、付属のケーブルはUSB Type-Cケーブル1本のみと控えめだ。パッケージには前述のスリーブケース、さらに簡易なマニュアルも付属する。
続いて、ノートPCに接続してみよう。
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