リンクスインターナショナルの「Quintokuta 4S133」は、USB Type-CとHDMIに両対応した、13.3型のモバイルディスプレイだ。モバイル利用に適した軽量コンパクトなボディーながら、4K UHD表示に対応していることが大きな特徴である。
13.3型で最高スペックの製品を探している人に適したこの製品、販売元から製品を借用できたので、実機によるレビューをお届けする。
まずは、一般的な特徴から見ていこう。画面サイズは13.3型で、解像度は3840×2160ピクセルの4K UHDに対応している。15.6型のモバイルディスプレイでは4K対応は増えつつあるが、13.3型では珍しい。
IPS方式の非光沢液晶パネルを採用しており、HDRにも対応している。最大輝度は340ニトで、コントラスト比は1400:1。リフレッシュレートは60Hzとなっている。タッチ操作は対応せず、バッテリー搭載などのギミックも備えていない。
ボディーは一般的なモバイルディスプレイに多く見られる、上部が薄く、下部が分厚い構造を採用している。デザインは直線主体で、メーカーロゴなどもなく、よくも悪くも無機質な印象だ。背面下部にはスピーカーも内蔵している。
スタンドは本体と一体化しており、背面に折りたたむ構造になっている。横方向に折りたたむという珍しい仕組みで、安定感は高いものの、角度調整は事実上できない。また後方に出っ張るため、フットプリントをやや取るのはネックだ。これについては後述する。
重量は公称で約533gと、13.3型のモバイルディスプレイとしてはかなり軽い。スタンドを含んだ重量であることを考えると驚異的に軽く、持ち歩きが多いユーザーにはまたとない選択肢だろう。キャリングケース類は付属しないため、実際に持ち歩く場合には、そのぶんの重量を加えて考える必要がある。
付属品は、USB Type-CケーブルとHDMIケーブル、クイックスタートガイドのみとシンプルな構成だ。補助給電用のケーブルは用意されておらず、HDMI接続を行う場合は、別途USB Type-Cケーブルを用いて給電を行うことになる。
続いて、ポート周りを見ていこう。
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