スタンド込みで500g台と軽量! 13.3型ながら4K UHD対応の「Quintokuta 4S133」を試すモバイルディスプレイの道(2/3 ページ)

» 2021年08月19日 12時00分 公開
[山口真弘ITmedia]
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やや特殊なポート配置で奥行きも必要

 では実際に使ってみよう。搭載されているポートはminiHDMIポートの他、USB Type-Cポートが2基だ。USB Type-Cポートは、どちらも給電/映像信号伝送の両方に対応しているので、PCとの接続にはどちらを使っても構わない。

 ちなみに、本製品はモバイルディスプレイとしては珍しく、入力端子が本体の左側面ではなく右側面に配置されている。そのせいで、ノートPC本体のポートが左側面にあると、ケーブルの長さが足りなくなる場合がある(下の写真の状態がちょうどそれだ)。幅のあるノートPC、具体的には15.6型以上のモデルと組み合わせる場合は、注意した方がよいだろう。

 スタンドの奥行きがあるせいで、プレゼンなどでノートPCと背中合わせに配置する際に、ぴったりくっつけられない点も気をつけたい。実際に測ったところ、ボディー前面からスタンドの後端まで約15cmほどの奥行きが必要で、ノートPCと横に並べて設置する場合も含めて、奥行きに余裕がないデスクやテーブルで使うには向かない仕様だ。

Quintokuta 4S133 入力端子類は左側面でなく、右側面に配置されている。競合機ではあまり見ない仕様だ
Quintokuta 4S133 そのためノートPCの右側に並べると、ケーブルが背後をぐるっと一周する形になる
Quintokuta 4S133 斜め方向から見ても視野角は広い。パネルは若干青みが強いように感じられる
Quintokuta 4S133 この並べ方だと、ケーブルの長さはギリギリといったところだ。大型のノートPCとの組み合わせでは、長さが足りなくなることもありそうだ
Quintokuta 4S133 スタンドが奥行きを取るため、ノートPCと背中合わせにした場合も、間隔を開けざるを得ない。一般的なモバイルディスプレイではあまり見かけない
Quintokuta 4S133 解像度は4Kに対応している

 OSDメニューを操作するためのボタンは、本体の正面左下にある。ボタン数は3つで、電源ボタン兼用のメニュー表示/決定ボタン、さらにその隣には、項目のUP/DONWを行うボタンがある。ここにもう1つ「戻る」の役割を持つボタンがあればより操作しやすかったのだが、ボタン自体は押しやすいので、それほど致命的というわけではない。

 このUP/DOWNのボタンは、メニューを表示しない状態で押すと、それぞれ明るさ調整、音量調整が行える。調整の頻度が高いものはきちんとショートカットを用意している格好で、このあたりは抜かりがない。ちなみに本製品はUSB Type-Cで接続すると、明るさがいったん20%にリセットされるので、ここから適した明るさに調節するとよい。

Quintokuta 4S133 OSD操作用のボタンは側面ではなく正面にある。珍しい配置だが、ボタン自体は押しやすいので問題はない
Quintokuta 4S133 OSDメニューは一般的な内容で見やすい
Quintokuta 4S133 明るさおよび音量調整はショートカットが用意されている

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